冬は寒さをしのぐために縮こまっていたねこたちが、春の陽気に誘われて大体な寝相を見せるようになってきました。時にはホラー映画にあるワンシーンのような姿勢で眠ることも……。まるで首が消えてしまったかのような姿で眠るねこが、大きな話題になっています。飼い主のおまめ（@toumak3）さんに詳しいお話を伺いました。

　◇　◇　◇

テレビを観ていると足元でお昼寝を始めたもずくくん

　ご夫妻ともに子どもの頃からねこを飼っていたというおまめさん。スコティッシュフォールドの「もずく」くんを迎えたのは「自然なことだった」と語ります。もずくくんは6月で5歳になる男の子。かわいいお名前は、LINEの動画プラットフォーム「LINE VOOM」で募集した中から、画数が一番良かったものを選びました。

　怖がりだけど好奇心旺盛のもずくくんには、大のお気に入りの場所があります。それはリビングのソファーに置かれた円形のビーズクッション。マシュマロのように真っ白でふわふわしたこのクッションの上で眠るのが至福の時間です。

　ある日、おまめさんは足元にビーズクッションを置いてテレビを観ていました。そこにもずくくんはいつも通り近付き、クッションの上で眠り始めます。おまめさんは視界の端でもずくくんの姿を確認しつつも、テレビを観続けることに。そして、もずくくんにふと目をやると、小さな体に異変が……!!

　何と完全に首がクッションに埋まり、まるで別の生き物のような体勢で眠っていたのです。おまめさんは驚きのあまり二度見。そして、その姿を写真におさめてツイッターに投稿しました。

　この珍しい寝姿はたちまち話題になり、1.3万件もの“いいね”を集めました。また、リプライ（返信）には、「エェェ？？？　どないなってんねん？？？」「もはやねこの原型をとどめているのか」「ねこをダメにするクッション(笑)」など、困惑の声が殺到。頭の行方を気にする内容が多く寄せられていました。

苦しそうな姿勢で10分ほど爆睡　その後は普通の寝相に

　おまめさんによると、もずくくんは向かって右に頭を向けて眠っているそう。クッションのもちもち触感がたまらず、顔を埋めて堪能しているうちに、いつの間にか頭が体の下に吸い込まれてしまったようです。

「この体勢で眠っていたのは10分くらいだったと思います。最初は心配したのですが、寝息が『スー、ピー』と聞こえていたので、どうなっているのか観察しました。その後、寝返りを打って普通の体勢になり、また寝ていました」

　まるでドーナツクッションかと思うほど、首が行方不明になっている一枚。飼い主さんが二度見してしまうのも納得ですが、あまり驚かせないようにしてあげてほしいですね。

（Hint-Pot編集部）