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舟屋で輝く幻想的な一本桜 絶妙コントラストの写真に3.7万人感動 「オーラを感じる」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

舟屋に浮かび上がった幻想的な桜【写真提供:Ryogo Urata(@Ryogo_Urata)さん】
舟屋に浮かび上がった幻想的な桜【写真提供:Ryogo Urata(@Ryogo_Urata)さん】

 気候や時間帯でさまざまな表情を見せてくれる桜。同じ姿を見ることがほぼできないからこそ、その一瞬が貴重です。SNS上に多くの桜の写真が投稿される中、ひときわ存在感を放っているのが、今回ご紹介する一本桜の写真。穏やかな海、情緒ある舟屋というノスタルジックな雰囲気に包まれ、鮮やかに咲き誇る姿が大反響を呼んでいます。撮影者のRyogo Urata(@Ryogo_Urata)さんに撮影のきっかけや当時の様子などを伺いました。

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NHK連続テレビ小説の舞台にもなった「伊根の舟屋」で咲き誇る一本桜

 Ryogoさんが撮影した一本桜のある場所は、京都府北部の丹後地方にある与謝郡伊根町。町内の伊根浦地区は海側に並ぶ建物の「舟屋」でよく知られています。また、戸田菜穂さんが主演したNHK朝の連続テレビ小説「ええにょぼ」(1993)の舞台として覚えている方も多いでしょう。

 伊根町観光協会のウェブサイトによると、現在ある舟屋は約230軒。高床式の海上住居のような作りで、海に面する1階が舟置き場、2階が住居や作業場です。昔は木造船で漁を行っており、それを海から引き上げて乾かし、風雨や虫から守るために建てられました。最近は船の大型化に伴い、舟屋に収納されている船は作業用の小型船が多いとか。

 集落の形成は江戸時代だったとされており、今でも趣があります。Ryogoさんは、そんな伊根の舟屋が「以前から大好きだった」そうです。

「以前から伊根の舟屋が大好きで、花火や雪景色と季節を変えて何度も通っており、ぜひ桜とのコラボも収めてみたいと考えていました。そこで、一本桜の開花状況を毎日リサーチしていたところ、満開になったとの報を受けて撮影に行くことを決めたんです」

 報を受けたのは、昨年の4月3日でした。狙った時間帯は夜。鮮やかな光景を前に、「EF70-200mm F2.8L IS II USM」のレンズを装着した愛機の「Canon EOS R」をかまえ、シャッターを切りました。暗い時間帯だったため、三脚を用いた長秒露光撮影です。

「舟屋と桜の明るさが違いすぎて、普通に撮ると桜の部分が白飛びしてしまうため、両方の明るさに合わせた写真を同じ構図で別々に撮影し、後で合成するひと手間を加えています」

 そうしたテクニックを駆使し、舟屋の夜景に浮き出るような一本桜の写真が完成。そこでRyogoさんは「伊根の舟屋に咲く一本桜の存在感がエグい」とのメッセージを添えてツイッターに投稿しました。

 投稿は3.7万件もの“いいね”を集め、リプライ(返信)には「美しすぎる」「強烈な存在感にオーラを感じますね」と魅了された人たちからの声が。また、「妖怪がいそう」「怖いくらいきれい」「神様しか入れない家みたい」など、不思議な雰囲気を感じた声も寄せられています。