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元体操村上茉愛 「ニュアンスだけ」で踊ったK-POPダンスが大反響 「ダンサー顔負け」
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鍛錬で磨き上げた身体能力を武器に世界の強豪と闘うアスリート。その肉体や柔軟性、表現力はそう簡単に衰えるものではありません。「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」は今回、昨年10月の世界選手権を最後に引退した体操女子元日本代表の村上茉愛さんに注目。現在も更新している自身のインスタグラムアカウントでは、K-POPユニットのダンスを「ニュアンスだけで」踊っている動画が話題を集めています。
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ゆかでは最高難度の技の使い手だった村上さん ダンスはお手のもの?
村上さんは2016年の「全日本体操競技選手権」で初優勝を飾り、同年にブラジルのリオデジャネイロで開催された五輪に初出場。その後は2017年に「世界体操競技選手権モントリオール大会」の種目別ゆかで金メダルを獲得し、2018年の「世界選手権」では個人総合で銀メダルという結果を残しました。
得意のゆかでは、最高難度とされるH難度の「シリバス」(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)の数少ない使い手として、世界からも一目置かれる存在。昨年の東京五輪にも出場し、体操女子種目別ゆかで日本女子として史上初の銅メダルを獲得する快挙を成し遂げました。
そして五輪後の10月には、福岡県北九州市で行われた「世界選手権」にも出場。種目別ゆかで金、平均台で銅を獲得しながらも、この大会で現役生活に別れを告げました。
村上さんは体操の魅力を自身のSNSなどで発信しており、体操選手の特性を生かした動画撮影などにも積極的。中でも、K-POPアーティストのダンスを披露する「踊ってみた」シリーズは好評を博しています。
今回は「GOT the beat」の楽曲「Step Back」の振り付けにチャレンジ。韓国で誕生したばかりの「GOT the beat」は、日本でも多数のヒット曲があるBoAさんや元少女時代のメインボーカルを務めたテヨンさんなど世代を超えたアーティストで結成され、国内外で大きな注目を集めるユニットです。
以前からK-POPの大ファンという村上さん。今回は投稿内で「ニュアンスだけで覚えたから合っていないかも笑」と前置きしていますが、キレのあるダンスを披露しています。体操で培った手足のしなやかさやリズム感、表現力は本家にも負けず劣らず。「ニュアンスだけ」とは思えない仕上がりぶりです。
この動画が公開されると、ファンからは多数のコメントが寄せられました。「最高です」「かわいい」「キレッキレじゃないですか」「すごすぎてダンサー顔負け」といった称賛の声や「うまい。当たり前ですね」「次のステージはダンスでデビューですか?」「元体操選手のノリが入っていますね」と新境地に期待する声も寄せられました。
引退後の村上さんは、母校の日本体育大学で後進の指導を行っています。最近はスポーツニュース番組のキャスターにも挑戦するなど、活動の幅は広がっているようです。「踊ってみた」シリーズも含め、今後の活躍に期待したいですね。
(Hint-Pot編集部)