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大谷翔平 今季初ホームラン後のカウボーイハットにファン大喜び 「これを待ってた」
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米メジャーリーグ(MLB)で15日(日本時間16日)、遅まきながら今シーズン初ホームランを放ったロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手。昨シーズンMVPの貫録を見せ付ける豪快な打撃にファンも酔いしれました。「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」は今回、大谷選手がホームランを打った後にベンチで見せたパフォーマンスに注目。カウボーイハットをかぶって大喜びする姿が大きな反響を呼んでいます。とはいえ、一体なぜカウボーイハットをかぶったのでしょうか?
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MLBの記念日に打った先頭打者ホームラン 今シーズン31打席目で待望の第1号
有色人種のMLB選手であるジャッキー・ロビンソン氏は、1947年の4月15日にデビュー。これを記念して今年も4月15日の「ジャッキー・ロビンソン・デー」には、MLB30球団の選手や監督らが永久欠番となっているロビンソン氏の背番号「42」をつけました。大谷選手も1番DH(指名打者)として出場したテキサス・レンジャーズ戦で、いつもの背番号「17」ではなく「42」で1回表の第1打席に立っています。
プレーボールがかかった直後の初球、大谷選手は相手投手のマット・ブッシュが投げたストレートをフルスイング。ボールは快音を響かせて右中間スタンドに飛び込みました。大谷選手にとっては今シーズン31打席目で待望の初ホームランで、先頭打者ホームランは通算5本目です。
昨シーズンは投手として9勝2敗、打者としては46本のホームランという成績を残した“二刀流”が評価されてMVPを受賞。今シーズンはなかなかホームランが生まれずにファンをやきもきさせていましたが、それはチームメイトも同じだったようです。大谷選手がホームランを打ってベンチに引き揚げてくると、選手たちは大はしゃぎで迎え入れました。
その際に白いカウボーイハットを差し出された大谷選手は、ヘルメットを脱いでニッコリ。カウボーイハットをかぶりながらチームメイトたちとハイタッチを交わし、うれしそうな表情を見せました。
地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」でエンゼルスのリポーターを務めるエリカ・ウェストンさんは、この様子の動画を自身のツイッターで公開。リプライ(返信)にはファンからのメッセージが殺到しました。「最高だね」「この瞬間を待っていたよ」「これが見たかった!」「美しい光景」といった称賛の声の他に「『ジャッキー・ロビンソン・デー』で打つなんて!」と記念日でのホームランに感動した声も寄せられています。
12日の試合から始まったエンゼルスの“儀式”に大谷選手も興奮
でも一体なぜ、大谷選手はカウボーイハットをかぶったのでしょうか? この“カウボーイハットの儀式”は、エンゼルスが今シーズンの4月12日の試合から始めたもの。「クオリティ・コントロール・コーチ」のティム・バス氏がカウボーイハットをベンチに持ち込んだことがきっかけで、選手たちが使い始めました。聞き慣れないコーチ名称ですが、チームの盛り上げ役を担うポジションなのだそう。
この“儀式”に気を良くしたのか、大谷選手は5回表の第3打席でもライトスタンド上段に打ち込む豪快な第2号ホームランを放ち、この日2度目のカウボーイハット姿を披露しました。さらに大谷選手はチームに良い刺激を与えたようで、エンゼルスは他にも3人がホームランを打つ活躍により9-6で勝利を収めました。
ようやくMVP選手としての本領を発揮した大谷選手。2本目のホームランでは現地の実況者も「オオタニ、スゴイ」と日本語で称賛したほどでした。今シーズンもファンが興奮する活躍をどれだけ見せてくれるのかが楽しみですね。
(Hint-Pot編集部)