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割り算が苦手な子に…“九九”を応用した手作りアイテムに大反響「天才じゃん」

著者:Hint-Pot編集部

割り算の問題。「=」の位置を変え「×」を使って解くと……(画像はスクリーンショット)
割り算の問題。「=」の位置を変え「×」を使って解くと……(画像はスクリーンショット)

 小学校の算数で学ぶ四則計算。3年生になると割り算や分数が登場し、楽しかった勉強にちょっとつまずいてしまう子も出てくるようです。暗唱で覚えやすいかけ算とは違い、割り算は子どもの思考の流れを混乱させてしまいがちな計算。そそんな割り算をかけ算の応用で簡単に解くコツが動画で解説され、3.6万件もの“いいね”を集めています。投稿者のなかッち|遊究舎-遊びを究める,だから学べる-(@nkc_papa)さんに詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

割り算の計算に九九を応用してみると…

 方眼紙に並んだ「12÷4=」「24÷3=」「49÷7=」という3つの問題。割り算を学び始めたばかりであれば、見慣れない記号に惑わされてすんなり解けない子もいるかもしれません。そこで画面に登場したのはコの字型の厚紙。紙の左端には「=」、右端には「×」の記号が書かれており、その2つをそれぞれ元の問題の「÷」と「=」に重ね合わせます。

 すると、「12=4×」「24=3×」「49=7×」という問題に。そう、これは割り算の感覚を掴むために、“九九の復習”も兼ねた解き方のテクニックなのです。九九を覚えていれば「3」「8」「7」とそれぞれの答えを導くことができ、厚紙を外すと元の計算の答えにもなっています。

 なかッちさんがこの動画をツイッターに投稿すると、瞬く間に大きな反響が。公開から2日で3.6万件もの“いいね”を集め、再生回数は66.5万回を記録しました。

 さらに、リプライ(返信)には「私が小学生の時に欲しかった」「言われてみれば理屈はその通りなんだけど、言われないと気付かない!」「天才じゃん」といった称賛の声だけでなく、「早速使わせていただきます」「孫に教える時に使おうっと!!!」など、実際に試したいという反応も多く寄せられています。

実際に解いた子どもたちは目からウロコ 「何これ!? めっちゃ簡単! 楽しい!」

 視点を変えた割り算の解き方を紹介したなかッちさん。今回のアイテム作成や使用方法は、小学校教員として特別支援学級の子どもたちへ割り算を教えている際に思いついたそうです。

「『かけ算は完璧だけど、割り算は見ただけで逃げ出したくなる』というお子さんに学習支援をするにはどうすれば良いか考えて(コの字型のアイテムを)作りました」

 実際になかッちさんが教室で試した時も、今回の方法は子どもたちにとって“目からウロコ”だったよう。

「割り算が未習の子たちは、何だか難しそうな計算がなじみ深い九九で解けると分かって顔が明るくなります。3年生で割り算につまずいてしまっていた高学年の子たちも『何これ!? めっちゃ簡単! 楽しい!』と言って解き始める姿を何度も見てきました」

 とはいえ、「そもそもかけ算が苦手ならどうすればいいの?」という疑問も浮かびます。そこでなかッちさんがおすすめするのは「分配法則」を使った解き方です。

 例えば「7×8」というかけ算。これを「7×8=(2+5)×8」と考えます。つまり「2×8=16」「5×8=40」と分解して、最後に「16+40=56」と解を足して答えを求めるのです。九九の中でも比較的簡単な5の段を有効に使った計算法で、なかッちさんによると、もし5の段以降が不安でも「1の段と2の段さえ分かっていて足し算できればすべて解けます」とのこと。

なかッちさんが開発したかけ算のオリジナル教材「くくるん」【写真提供:なかッち|遊究舎-遊びを究める,だから学べる-(@nkc_papa)さん】
なかッちさんが開発したかけ算のオリジナル教材「くくるん」【写真提供:なかッち|遊究舎-遊びを究める,だから学べる-(@nkc_papa)さん】

 また、なかッちさんは九九を復習するためのオリジナル教材「くくるん」も開発。こちらもかけ算のトレーニングに適しているそうです。

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