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スマホで撮影された絶景夜桜 6万人を感動させた“誰でもできるお手軽技術”とは
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今年も名所と呼ばれる場所で美しい光景が見られ、感動や癒やしを与えてくれた桜。多くの方が最高の一枚を撮影しようとカメラのシャッターを切ったことでしょう。しかし、晴れた日中はうまく撮れますが、夜桜の撮影はなかなか難しいもの。今回ご紹介する写真はライトアップされた夜桜が水面に反射して実に幻想的ですが、実はスマートフォンで撮影されたものです。手持ちのスマホで6万人を感動させる一枚を撮影したえみ(@gajumaruu_s)さんに、撮影のコツなど詳しいお話を伺いました。
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山形県の桜の名所・鶴岡公園で撮影 わずか7カットで最高の一枚が
1月に沖縄で開花してから北上を続けるソメイヨシノの桜前線。3月下旬から4月上旬にかけては本州で満開になり、4月中旬には東北を越えて、北海道ではこれから見頃を迎えるようです。前線の北上に合わせて今年も各地で印象深い光景が広がり、SNS上でも色とりどりの写真が公開されています。
えみさんは晴れ渡った4月16日、山形県で随一の桜の名所と呼ばれる「鶴岡公園」(鶴岡市)に足を運びました。県の公式観光・情報ウェブサイト「やまがたの旅」によると、鶴ヶ城跡に整備されたこの公園内には730本の桜が生息し、「日本さくら名所100選」に選ばれています。また今年は鶴ヶ城を居城とした酒井家が庄内に入部してから400年という記念の年。そのため、城址公園の桜のライトアップなど各種イベントが開催され、観光客でにぎわいました。
このめったにないチャンスに、えみさんは午後8時から撮影を開始。愛機の予備バッテリーを忘れてきてしまうというミスもありましたが、諦めずに「iPhone12」のシャッターを切りました。
撮影した写真は何とわずか7カットでしたが、その中に“最高の一枚”が。その写真に「iPhoneで撮った夜桜がきれいでした」と一文を添えてツイッターに公開すると、6万件にも及ぶ“いいね”が集まりました。リプライ(返信)にも「素敵な写真」「アングルがいい」「幻想的ですね」といった称賛の声が寄せられています。
こだわったのは構図 至近距離でスマホを逆さまにして撮影
また、リプライの中で多かったのは「どうやって撮ったのか」という声。これについて、えみさんは独特の手法で撮影したことを明かしました。
「iPhoneは手持ちで逆さまにしました。そして手前の桜の迫力が出るようにギリギリまで近づき、写真の上下に桜がくるのを意識して撮影しています」
えみさんが一番こだわったのは構図。ベストショットのためには桜に接近して撮る必要がありましたが、その苦労は報われました。
「感想の中で『この構図で写真を撮るというえみさんの腕も素晴らしいですね』と言っていただいたことがうれしかったですね。最近はカメラの性能が良いスマホもあるので、構図を意識するだけで素敵な写真が撮れると思います」