話題
“猫店主”が貫禄のお出迎え 海外撮影の一枚が3.9万人を魅了 「異次元の扉が開きそう」
公開日: / 更新日:
街歩きの途中で猫に出会うと、ついカメラをかまえてしまう……という人は多いですよね。日本国内だけではなく、各国の街角で撮影された“ご当地猫”の写真もSNSで多数公開されています。ツイッター上で先日話題になったのもそんな一枚。エスニックなデザインの道具類が並ぶお店と猫のマッチングは、物語の始まりを思わせてくれます。ご夫妻で国際機関にお勤めしているという撮影者さんにお話を伺いました。
◇ ◇ ◇
魔法世界の扉が開きそう カイロ旧市街で出会った1匹の猫
ドロップ型など丸みを帯びたデザインのボディが特徴のエスニックなランプや道具類。エジプトの首都カイロには、旧市街などにこうした商品を取り扱うお店が多くあります。商品が所狭しと並ぶ店内は、SNS上で“映える”一枚として人気のロケーションです。
今回話題になった一枚はそんなお店を撮影したもの。とはいえ、そこには“主役”の姿があります。やや細長い店内の奥から貫禄たっぷりの姿で歩いてくる猫ちゃんです。
「何をお探しかな?」と言わんばかりの表情は、まるで店主。また床に置かれた壺や吊り下げられたランプに囲まれている様子も、ファンタジックな世界からやってきた使者のように見えます。撮影者さんによると、この後に“猫店主”は目の前にまで近づいてきたそう。
「お店の外からならまだしも、中からこちらの様子をうかがっていたので笑ってしまいました。冷静に考えると野良猫が入り込んでいただけだと思うのですが、お店の雰囲気も相まってその時はファンタジーの世界にある道具店の店主にしか見えませんでしたね。
そして、しゃがんでいるこちらにゆっくりと近づいてきて、目の前でじっと見つめられたんです。同じエリアにはこの猫の他にも、撮影のためにしゃがむと手にすり寄ってくる子が何匹もいたので、この辺りには猫をかわいがる地元の方が多いのかなと想像しました」
この写真が「カイロ旧市街の幻想的な道具屋で、どう見ても店主な野良猫と出会った」とのメッセージとともに公開されると、3.9万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「これは異次元の扉が開きそうです」「物語の始まりみたい」「貫禄が素晴らしい」など、期待感にあふれる声が続々。
やはり“店主”だと思った人も多いようで「おや、いらっしゃい。人間のお客さんとは珍しい」「『ね、猫がしゃべった!?』『しゃべる猫がそんなに珍しいかい。さっさと用件を言いな』まで見えました」と想像したセリフが寄せられていました。また、「猫に化けたマクゴナガル先生みがある」と、魔法といえばの「ハリー・ポッター」シリーズでホグワーツ魔法魔術学校の副校長などを務めているマクゴナガル先生を思い浮かべた人もいたようです。