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一年中獲れるアジを使った簡単2品 趣味を超えた腕前のサッカー選手が伝授!

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著者:Hint-Pot編集部・出口 夏奈子

自分の好きな薬味や味付けでアレンジ 自由度が高い「アジのなめろう」

 アジのなめろうは3枚おろしさえマスターすれば簡単にできる料理なので、何とか手順を覚えて作ってみてください。また、自分の好きな薬味や味付けでアレンジできる楽しさもありますよ。

薬味が効いたなめろう【写真提供:水野晃樹】
薬味が効いたなめろう【写真提供:水野晃樹】

<アジのなめろうの作り方>
【1:アジを3枚におろす】
 タイの刺身を作った前回にご紹介した3枚おろしの手順。アジでも同様ですが、ポイントが3つあります。

○ポイント1:下処理でウロコをはがした後、「ゼイゴ」と呼ばれるウロコの硬い部分も取りましょう。尾の部分から包丁をジグザグさせてそいでいく際、包丁の刃は上向きにして、硬いゼイゴに当てながらそぎます。

○ポイント2:中骨を抜く方向もポイントです。アジの場合は中骨がタイに比べて抜きやすいので、尾ビレから頭に向かって骨を抜いていきましょう。頭がついていた部分にも骨が残っているので、身をしっかりと指で触って骨を確認しながら取り除いていきます。また骨を抜くのが面倒な方は、タイの時と同様に中骨の部分を包丁で切り取ってもOKです。

○ポイント3:皮むきです。タイは尾ビレの方からむいていましたが、アジは包丁の背の部分で皮を押さえてきっかけを作ってあげます。そして手で握っている皮をそのまま引っこ抜くイメージで皮をむいていきましょう。アジは皮がむきやすいので、手で簡単にむくこともできます。初心者の場合、腹側の身が取れやすいことにだけ注意すれば手でむく方が楽に感じるかもしれません。

【2:アジを細かく叩いてなめろうを作る】
 アジの身の大きさは個人の好みでOKです。今回は割と叩いて細かくしていますが、刺身の食感を楽しみたい方は軽く叩く感じで十分。好みに合わせて自由にアレンジできるのが自炊の楽しみでもあると思うので、自分の好みを探してみてください。

【3:薬味を作る】
 アジを好みの大きさに叩いたら、次は薬味作り。今回は一般的なショウガ、ミョウガ、大葉、白髪ネギを薬味として使用しますが、これも個人の自由です。好みに合わせて組み合わせればOK。アジと一緒に叩いて混ぜ合わせます。

【4:味を付けて盛り付ける】
 みそ、みりん、しょうゆで味を整えて、お皿に盛り付けたら、アジのなめろうの完成です。