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「母の日」にカーネーションを贈る理由は? 色別の花言葉やプロが選ぶ相性の良い花も

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:のなか りえこ

母の日に贈るカーネーション(写真はイメージ)【写真:写真AC】
母の日に贈るカーネーション(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 毎年5月の第2日曜日は「母の日」。2022年は5月8日です。この日は美しいお花を贈って、普段なかなか口にできない感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょう。そこで定番のお花といえばカーネーションです。フラワー&グリーンコーディネーターとして活躍するのなかりえこさんに、カーネーションの色が持つ意味や相性の良い花などについてお話を伺いました。

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母の日とカーネーション 色によって異なる花言葉

「母の日」の始まりについては諸説ありますが、1907年に米国の少女が亡き母の追悼会を開き、白のカーネーションを捧げたことだといわれています。日本では50年代頃から広まりました。

 カーネーションは母性を象徴する花の一つだそうです。ルネサンス期のイタリアを代表する巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた聖母子画「カーネーションの聖母」では、キリストを抱いた聖母マリアが赤いカーネーションを手にしています。また、キリスト受難の際にマリアが流した涙からは、カーネーションが生えたとも。そうした背景により、母の日にカーネーションを贈る風習が広まっていったと考えられています。

レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「カーネーションの聖母」【写真:Getty Images】
レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「カーネーションの聖母」【写真:Getty Images】

 亡き母には白、存命の母には赤のカーネーションを贈るのが一般的でしたが、現在は多くの色が店頭に並びます。贈る相手が喜ぶ色や好きな色を選んでみましょう。花言葉は色によって異なるので、選ぶ際の選択肢として参考までにご紹介します。

白:純粋な愛
黄:美、友情。嫉妬や軽蔑の意味も
赤:母への愛、感動
濃い赤:欲望、心の哀しみ
ピンク:感謝の心、温かな愛情
オレンジ:情熱、清らかな慕情
紫:気品、誇り