差し出された飼い主さんの手に、いぬやねこがちょこんとアゴをのせる「アゴのせチャレンジ」。動物たちがチャレンジを成功させる姿は、SNS上でも度々話題になっています。しかし今回注目を集めているのは、飼い主さんの想像とちょっと違う結果になってしまったわんちゃん。その無邪気な行動に多くの人が癒やされたようです。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

　◇　◇　◇

愛犬がアゴをのせるかわいい姿を撮るはずが

　飼い主さんから「待て！」の指示を受け、耳をピンと立ててスタンバイしているのはシベリアンハスキーの「さくら」ちゃん。甘えん坊でおてんばな1歳の女の子です。

　さくらちゃんがトライしようとしているのは、初めての「アゴのせチャレンジ」。飼い主さんは期待に胸を膨らませながら、右手の親指と人差し指の間を広げて「V」の形を作り、さくらちゃんの前に出しました。

　するとさくらちゃんは、人差し指にアゴをのせる……のではなく、飼い主さんの親指をうれしそうにカプッ！　しかもくわえやすいよう、指の角度に合わせて上手に首を傾けています。「これで合ってる」と言わんばかりの顔で無邪気に甘噛みするさくらちゃんに、飼い主さんも思わず笑ってしまいました。

　飼い主さんは「そうじゃない」という心の声とともに、この様子の動画をツイッターに投稿。3.7万件もの“いいね”を集め、再生回数は38.7万回を記録しています。リプライ（返信）には「あざとかわいい～」「かわいいからそれで良い」「アゴのせよりこっちの方が癒やされました」「これが正解です!!」など、さくらちゃんの初チャレンジに称賛の声が上がりました。

　ちなみに、飼い主さんはさくらちゃんとの暮らしで大切にしていることがあります。それは「できなくても叱らない、できたらたくさん褒める」ということ。アゴのせチャレンジに失敗しても、さくらちゃんが何だかうれしそうな表情を見せているのは、「後は気長に、すくすく育っていくのを見守っています」という飼い主さんの優しさがしっかり伝わっているからこそでしょう。

　飼い主さんとさくらちゃんはその後も何度かチャレンジを試みていますが、まだ成功したことはないそうです。一方で、とっても身体能力が高いさくらちゃんは、キャッチボールなら大得意だそうです。

○取材協力：Live with husky（@Livewithhusky）さん

（Hint-Pot編集部）