うれしい時や悲しい時……感情を表に出すのは人間だけではないようです。大好きな飼い主さんに遊んでもらえる喜びを満面の笑みと華麗なステップで表現する柴犬。その様子を収めた動画が、ツイッターで22.7万件もの“いいね”を集めています。撮影時の詳細や普段の生活について、飼い主さんにお話を伺いました。

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人見知りしない、人間が大好きなすずちゃんは誰にでもニコニコ

　おもちゃをくわえて「ワン・ツー、ワン・ツー」と小刻みに軽快なステップを踏み、100点満点の笑顔で登場したのは柴犬の「すず」ちゃん。8歳の女の子です。人間が大好きで、初対面の人に対してもいつもニコニコ笑顔を見せるというすずちゃんは、とても穏やかで優しい性格だそう。

　もちろん飼い主さんと一緒に遊ぶのも大好き。フワフワなシッポを左右にブンブン振りながら「ママ！　遊ぼう!!」と近づくと、飼い主さんからはつい甘い声がこぼれます。

　すずちゃんがステップと笑顔でうれしさを表現する動画は、ツイッター上で22.7万件もの“いいね”を集め、再生回数は224万回以上を記録しました。リプライ（返信）には「愛しくてまぶしい～」「何てかわいいステップなの！」「見てるだけで疲れが吹っ飛ぶ」「無意識に自分も笑ってしまう」「めちゃくちゃ癒やされます」といった声が殺到しています。

先住犬のミニちゃんには遊ぼうとアピールはするけれど…

　飼い主さんは子いぬの頃からすずちゃんを知っていましたが、お迎えは2020年、6歳になってからでした。知り合いのブリーダーさんに飼われていたすずちゃんは、子いぬの頃からいつもニコニコと笑顔を見せて愛嬌たっぷり。飼い主さんは「繁殖を引退したらうちで引き取らせて！」と約束していました。

　飼い主さんとは出会った時から相性抜群だったすずちゃんですが、先住犬の「ミニ」ちゃんと初対面した時は大変だったそう。

「ミニは家族以外の人もいぬも苦手で……。すずを初めて見た時は吠えまくりで、姿が見えている限りずっと鳴き続けていました。今もまだ、すずはミニに認めてもらえていません。すずが体に触れると怒りますが、触れない距離だと一緒にいられるようになって、何とか共存できています」

　ミニちゃんに冷たい態度を取られても、鬼の形相でにらまれても、すずちゃんは懲りずに毎日「一緒に遊ぼう！」とミニちゃんを誘います。

「前足は伏せの姿勢でおしりを高く上げ、遊ぶ時のかまえのポーズでミニに迫ります。そしてにらまれる……の繰り返しです」

　まだミニちゃんにはニコニコ笑顔を見せられていないすずちゃんですが、一緒に遊びたい気持ちはきっとそのうち届くはず。そんなすずちゃんとミニちゃんの成長ぶりは、飼い主さんのインスタグラム（suzu.smile）でも見守ることができます。また、すずちゃんのキュートな笑顔は、LINEスタンプやデカ文字スタンプにも。いつか、一緒に仲良くステップを踏みながら笑顔で遊ぶ姿が見られるかもしれませんね。

○取材協力：ミニすず（@RKfWUAQ1xbOEEAp）さん

（Hint-Pot編集部）