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都営三田線の住むべき駅ベスト3 賃貸1位は“おばあちゃんの原宿” 不動産のプロが指南
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教えてくれた人:姉帯 裕樹
賃貸で狙うなら“おばあちゃんの原宿”こと「巣鴨」
【賃貸物件を探す場合の1位:「巣鴨」(豊島区)】
「JR山手線と都営三田線が交わる『巣鴨』が、僕のイチオシ。有名な『巣鴨地蔵通り商店街』をはじめ、駅周辺の商店街が充実していながら、意外と若者向けの店も増えています。なおかつ入浴施設の『東京染井温泉SAKURA』などもあって、快適な賃貸暮らしを狙う人には間違いのないエリアです。
毎月安くないお金を払って住むのなら、絶対に便利でメリットが多いところに住むべきではと思っています。巣鴨にハイブランド感はありませんが、住みやすさという点では港区の麻布や六本木など目ではありません。巣鴨でも山手線の内側にあたる文京区側は、静かで落ち着いた雰囲気の住宅街。美しい庭園の『六義園』も近く、治安も良いので、女性の一人暮らしにもおすすめです」
【賃貸物件を探す場合の2位:「春日」(文京区)】
「この付近は都営大江戸線『春日』と東京メトロ丸の内線『後楽園』(文京区)、JR中央・総武線『水道橋』(千代田区・文京区)が交わっていて、アクセスはターミナル駅並みの快適さ。文京区役所が入っている文京シビックセンターや東京ドームも徒歩圏内で、東京でも珍しい“ワクワク”が詰まったエリアです。
ファミリーで落ち着いて住むにはやや不向きかもしれませんが、単身でアクティブな生活を楽しみたいならぜひ住んでみてください。周辺に大学や専門学校が多いことから、賃貸価格がある程度は安定しているのも魅力です。デメリットは、駅周辺から住宅街に入ると道を暗く感じることかなと思います」
【賃貸物件を探す場合の3位:「白山」(文京区)】
「『白山』は日本屈指の学生街。緑が多く、大規模な商店街はありませんが上質なお店があり、学生街ゆえに治安も良好です。“何もない街”とする向きもありますが、家賃相場の低さは魅力。2位の『春日』まで1駅と近く、東京メトロ南北線『本駒込』(文京区)も数百メートルの位置にあり、アクセス的にもかなり快適。なるべく安く家を探したいのなら、ぜひこのエリアを狙ってください。
デメリットを挙げるとすれば坂道が多いこと。ただ、逆に言えばそれだけ地盤がしっかりしているということでもあります。坂道が気にならない健康状態なら、文京区らしい住み心地の良さを味わってみてほしいですね」