大規模な再開発プロジェクトにより日々変化している渋谷駅周辺。新スポットが次々と登場していると同時に、住みやすさの向上も目指すなど、まだまだ進化の途中にあるようです。そして現在は、コロナ禍をきっかけにした住み替えブームで中古マンションが人気。では、「渋谷」まで“電車で30分圏内”なら、中古マンション価格相場が安い駅はどこでしょうか。不動産情報サイトが調査を実施しました。

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シングル物件のトップ10には意外なメジャー駅も

株式会社リクルートが運営するニュースサイト「SUUMOジャーナル」は2021年5～7月、SUUMOに掲載されている渋谷駅まで“電車で30分圏内の駅にある中古マンションの価格相場”について調査を実施しました。シングル向け物件（専有面積20平米以上～50平米未満）とカップル＆ファミリー向け物件（専有面積50平米以上～80平米未満）それぞれの結果を見てみましょう。

【渋谷駅まで30分以内・中古マンションの価格相場が安い駅ランキング：シングル向け物件】
1位「新高円寺」（2150万円）
2位「尾久」（2465万円）
3位「板橋本町」「長原」（2580万円）
5位「荻窪」（2630万円）

シングル向け物件は「渋谷」の価格相場が5280万円。対して30分圏内の駅ランキングの1～10位までは2150～2800万円と、半額に近い金額でした。

1位の「新高円寺」（東京都杉並区）は東京メトロ丸ノ内線の駅で、「新宿」までは5駅、「渋谷」までは「新宿」からさらに1つ先の「新宿三丁目」で副都心線に乗り換えて約21分。駅から徒歩約12分のところにはJR中央線の「高円寺」もあり、交通の利便性を重視する人にはうれしい立地です。駅直結のショッピングビルや商店街など、日常の買い物にも困ることはないようです。

2位の「尾久」（東京都北区）はJR宇都宮線と高崎線などが乗り入れる駅です。渋谷駅までは1駅隣の「赤羽」で埼京線に乗り換えれば約27分、途中駅には「池袋」と「新宿」もあります。また、駅から徒歩約10分のところには都電荒川線の「荒川車庫前」も。

また、7位に大ターミナル駅である「横浜」（神奈川県横浜市西区）や、10位に「新宿」から徒歩圏内の「新宿御苑前」（東京都新宿区）が入っているのは驚きの結果かもしれません。高いイメージがある駅でも、実際に調べてみたら違うというケースがありそうですね。