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大谷翔平 試合前にまさかのガム配りで愛されキャラ全開 「楽しそうなベンチ」
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今シーズンの米メジャーリーグ(MLB)でも、投手と打者の“二刀流”で大活躍しているロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手。昨シーズンはチームが所属するアメリカンリーグ(ア・リーグ)のMVPに輝くほどのスーパースターになりましたが、普段の振る舞いや野球に対する姿勢が大きく変わったということはないようです。「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」は今回、試合前の大谷選手のある行動に注目。大事な一戦の直前に、ベンチ内でチームメイトにガムを配る様子がSNS上で大きな話題を呼んでいます。
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MVP受賞セレモニーと先発ピッチャーの大事な仕事を控えた試合直前に…
昨シーズンのMVP受賞で、リーグの“顔”として多くのファンから支持されている大谷選手。投げては160キロ近い剛速球で相手バッターを手玉に取り、打っては相手投手を絶望させるような特大のホームランを放つ――。現代野球の常識を崩し、今もなお進化を続けているプレーぶりには期待感があふれています。
とはいえ、そんな立場になったといっても大谷選手に「驕り高ぶる」というような負の変化はまったく見られません。むしろ、野球に取り組む姿勢は今まで以上。チームメイトや対戦相手、さらにはファンに対してもリスペクト(敬意)をもった行動がうかがえます。
そんな大谷選手の“人となり”が表れたシーンがありました。5月10日(日本時間11日)に地元エンゼル・スタジアムで行われたタンパベイ・レイズ戦の試合前、大谷選手は大きなバケツのようなものを持ってベンチ内をうろうろ。バケツの中身はチューインガムです。笑顔を振りまきながら、これを各選手に配るという“雑用”をこなしていたのです。
メジャーリーガーがガムを口に入れながらプレーするのは日常茶飯事。ベンチ内で多くの選手がヒマワリの種を食べているのも同様で、選手のリラックスにつながる大事なアイテムです。大谷選手がガムを口にしている姿はほとんど見かけませんが、チームメイトがいいプレーをできるようにと、献身的に動いていたわけです。
米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」の番組「トーキン・ベースボール」の公式ツイッターは「ショウヘイはエンゼルスのために何でもやる」と実際の様子を動画で公開。リプライ(返信)には「彼は国際的な宝物」「表情が本当にキュート」「どれだけ楽しそうなベンチなんだ」と改めて大谷選手の人柄を称賛する声が並びました。
また、動画内にはチームの主力、テイラー・ウォード選手がガムをごっそり持って行ったシーンも映っています。ファンはその様子も見逃さず、「ショウヘイが『おお、ちょっと返してよ』って言ったら、ウォードは1個だけ返してる」と2人のほのぼのとしたやり取りに注目したメッセージも寄せられています。
こんな光景が見られた試合ではエンゼルスの選手が大活躍。打線は先発した野手が全員ヒットを打ち、先発ピッチャーのリード・デトマーズ選手は相手に1本のヒットも打たせずに「ノーヒットノーラン」の偉業を達成しました。大谷選手も2本のヒットを打ち、チームは12-0で大勝。大谷選手の“ガム配り”効果が大きかったのかもしれません。
エンゼルスにとって20連戦の最終戦となった次の日、大谷選手は投手と野手の二刀流で出場。6回を1失点という力投を見せながらも勝敗はつかず、チームも2-4で敗れました。それでもチームはこの連戦を13勝7敗で乗り切り、ア・リーグ西地区で首位から0.5ゲーム差の2位という好位置につけています。チーム一丸でいい雰囲気になっているだけに、大谷選手のさらなる活躍が期待できそうです。
(Hint-Pot編集部)