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ママ友との不思議な縁 耳が聞こえない女性の実体験漫画に約6万人感動 「自然と涙が」

著者:Hint-Pot編集部

漫画のワンシーン【画像提供:ミカヅキユミ(mikazuki_yumi)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:ミカヅキユミ(mikazuki_yumi)さん】

 初めて会ったのに、なぜか以前からの知り合いだったような気がする――。そんな運命を感じる出会いを描いたエッセイ漫画が、ツイッター上で6万件近い“いいね”を集める大反響を呼びました。作者は生まれつき耳が聞こえないミカヅキユミさん。ママ友と会う度に不思議な感覚を覚えた理由に、多くの人が感動の声を寄せています。ミカヅキさんに後日談など、詳しいお話をお伺いしました。

 ◇ ◇ ◇

ホームセンターで偶然出会ったママ友 居心地の良さの理由は

 先天性の聴覚障害を持つミカヅキさんは、幼い頃から絵を描くことが大好き。美術系の学校を卒業後、一般企業に就職してイラスト制作の仕事に携わりました。その企業には8年間務めましたが、第1子長男のちどりくん妊娠を機に退職。出産後は育児絵日記の執筆を始めました。

 その後、第2子長女のかのこちゃんにも恵まれ、現在はCODA(聴覚障害者を親に持つ健聴の子ども)である2人の子どもたちとの日常生活をコミックエッセイとして綴るように。ブログ「背中をポンポン」やツイッター(@mikazuki_yumi)、インスタグラム(mikazuki_yumi)などで発信される作品は、大きな人気を博しています。

 今回ご紹介するのは、ちどりくんがまだ1、2歳だった8年ほど前のエピソード。実は最近ツイッターに再投稿したものですが、何と5.7万件もの“いいね”を集め大反響を呼んでいます。

 ミカヅキさんはある日、ちどりくんと一緒にホームセンターを訪れました。すると、ちどりくんは通りすがりの男の子と意気投合。ミカヅキさんと男の子のママ、サヤさんは自然とお話をする流れになりました。

 ミカヅキさんはサヤさんと出会ったばかりでしたが、先に伝えておいた方がいいだろうと「私、耳が聞こえないんです」と打ち明けます。すると、サヤさんはミカヅキさんを質問攻め。

「えっと手話したり口見て話すんですか?」
「私の口……読めますかね?」
「分からなかったら言ってください」

 少し話してすぐに別れてしまう人も多い中、ミカヅキさんはにこにこと笑顔で話を続けるサヤさんに不思議な感覚を覚えます。とはいえ、ホームセンターでの立ち話。連絡先を交換することなく、2組の親子は別れることになりました。

 それから3か月後――ミカヅキさんが子ども服店で1人買い物をしていると、レジの前で偶然サヤさんと再会します。そして、会計後のおしゃべりで、サヤさんがあれから何度もあのホームセンターに通い、ミカヅキさんを探していたことが発覚。そこで、ようやく2人は連絡先を交換しました。

 その後、連絡を取り合い、子育て支援センターで待ち合わせた2人。子どもを追いかけながらおしゃべりをしているとサヤさんは当たり前のように、館内放送で聞こえてきた情報をミカヅキさんに教えてくれました。

 その時、初対面時に覚えた不思議な感覚がよみがえったミカヅキさん。その次に会った時も、サヤさんは音声での情報を絶妙なタイミングで教えてくれます。この行動からミカヅキさんは、ある確信を持ちました。

「あのさサヤちゃん……前にも聞こえない人に会ったことある?」

 その予感は的中。サヤさんは小学生の時、耳が聞こえない同級生がおり、高校生の頃まで仲良くしていたというのです。ミカヅキさんにも同じように、子どもの頃仲良くしていた聴者の友人がいました。ミカヅキさんの頭の中には、サヤさんの言葉で当時の友達との思い出が鮮やかに浮かび上がりました。

「あの頃の同級生がそのまんま成長して私の前に現れたような気がしたんだ」

 そして、これまでサヤさんに感じていた不思議な感覚の正体を理解したのでした。

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