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漫画

店内で騒ぐ子ども 一言で黙らせた母を見かけた漫画に約3万人が共感「不変の怖さ」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

漫画のワンシーン。この後、母親が口にした意外な人物の名前とは……【画像提供:コニシナツコ(@natsukoni81)さん】
漫画のワンシーン。この後、母親が口にした意外な人物の名前とは……【画像提供:コニシナツコ(@natsukoni81)さん】

「鬼が出るよ!」「お化けが来るよ!」――子どもが言うことを聞かない時、こうした叱り文句でしつけていた、もしくは言われた記憶があるという人は少なくないでしょう。言葉が通じにくい小さな子どもには、望ましくない行為を止めるためにこうした怖いものを使いますが、その存在は家庭によって異なるようです。カフェで見かけた親子のやりとりの中で、時代を超えて怖がられる意外なキャラクターを知ったというエッセイ漫画が、2.8万件もの“いいね”を集める大きな話題を呼んでいます。作者のコニシナツコ(@natsukoni81)さんに詳しいお話を伺いました。

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「電話しちゃおうかなぁ」 母親が連絡しようとした相手とは

“踊る漫画家”のコニシさんは、インド映画のミュージカルなどで登場するボリウッドのダンサー活動と並行して、ツイッターでオリジナル漫画を連載中。感情のコップがあふれるまで我慢してしまう女の子の成長物語「しのぶのコップ」が人気を博しています。

 ある日、コニシさんは連載漫画を描くため、タブレット端末を持ってカフェへ。すると、隣の席には3歳ほどの男の子を連れたお母さんがいました。「キャー」と大きな声を出しながら、席を飛び出していこうとする男の子。お母さんはすぐに声をかけますが止まりません。

 すると、「あっ電話しちゃおうかなぁ……」と、お母さんは意味深につぶやきます。男の子はその言葉を聞いて、ピタリ。そして次の瞬間、コニシさんはお母さんが口にしたあまりにも意外な人物の名に、思わず視線を向けずにはいられなくなってしまいました。

「笑ゥせぇるすまんに」

 何とお母さんは藤子不二雄A氏の漫画でアニメ化もされた「笑ゥせぇるすまん」の主人公、喪黒福造を呼び出そうとしていたのです。

 もちろんこれはしつけのための叱り文句でしょう。しかし、同作はブラックユーモアにあふれ衝撃的な展開が多い内容。喪黒が不気味な笑顔を浮かべながら「ドーン!!」と指を差す姿は大人が見てもドキドキすることが多いですが、3歳の男の子にとってはまさに恐怖のシーンのようです。

「さっき見た教育の行き届いたちびっ子」とコメントが添えられた漫画は大きな話題になり、2.8万件もの“いいね”が。また、リプライ(返信)には「老いも若きも男も女も……まさに言葉の通り……全人類に影響力がある」「私もよく母に『いうこと聞かないと喪黒福造来ちゃうよ!!』って言われて『やだあああああ!!』ってなってたこと思い出した!(笑) 不変の怖さ!」「これは英才教育(笑)」「大人でも怖いから、仕方ない」など、怖がる男の子に共感する声も多く寄せられました。