どうぶつ
天才すぎる元保護ねこ ごはんの時間が待ちきれず取った行動に8万人絶賛
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ねこはとても賢い生き物です。まるで人間の言葉を理解しているかのように返事をしたり、時にはいぬのような芸達者ぶりを見せたりすることも。ところが、今回ご紹介するねこちゃんは賢すぎるあまり、「時を早める」という人間にも不可能な“禁忌”の領域へ踏み込もうとしてしまったのです。その挑戦を映した動画の結末とは――。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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まさに才色兼備? 「ツンデレお姫様」のミカサにゃんちゃん
話題になっている天才ねこの名前は「ミカサにゃん」ちゃん。7歳の女の子です。ミカサにゃんちゃんは生まれて間もない頃、100部屋以上もあるマンションに迷い込んできたそう。そして、文字通り“迷子の子ねこ”になっていたところを飼い主さんのご自宅前で保護されました。
「飼い主以外には懐かない、典型的なツンデレお姫様」というミカサにゃんちゃん。三毛ねこは好き嫌いがはっきりとしていて賢い子が多いといわれますが、ミカサにゃんちゃんも例外ではないようです。
飼い主さんによると、ミカサにゃんちゃんは毎日2回、午前と午後9時にごはんをもらっているそう。動画に映っている時計の針はこの時8時35分頃を指しており、もうすぐごはんの時間です。
しかし、ミカサにゃんちゃんは一心不乱に時計の文字盤を引っかいています。ただのいたずらのようにも見えますが、実はこの直前、ごはんを求めて暴れ回っていたそう。そのことから飼い主さんはある可能性に気づきました。
「『どうやら自分がどんなに暴れても、この物体の針が9時にならなければごはんは出てこない』という法則に気づいたネッコ」
飼い主さんの推測が正しいとすると、ミカサにゃんちゃんは「9時になればごはんが出てくる」こと、そして9時を示す時計の針の形を理解していることになります。これだけでも驚きですが、ミカサにゃんちゃんは「時計の針が動けば時間も早まる」と思ったのでしょうか。動画に映る謎の動きが、まるで時を早めようとする“禁忌”の行動にも見えてしまいます。
真意はミカサにゃんちゃんだけが知るところですが、飼い主さんが推測とともに動画をツイッターに投稿すると8.4万件の“いいね”が集まり、再生数は150万回超と大反響を呼びました。
また、リプライ(返信)も大盛り上がり。「天才では?」「天才なので、僕からのご褒美として特別にちゅーるをあげてください」「のちのドラえもんである」など、ミカサにゃんちゃんの賢さを絶賛する声が多数寄せられています。
時計との攻防を続けたミカサにゃんちゃんでしたが、時計にはガラスがはめ込まれているため、やはりいくら頑張っても針が動くことはありません。結局、時が早まることはなく、挙句には引っかきすぎたせいで時計が落下してしまいます。目論見とは異なる展開に「なぜ……?」と言いたげなミカサにゃんちゃんの表情も必見です。
ちなみに、ミカサにゃんちゃんの賢いエピソードは他にも。飼い主さんはミカサにゃんちゃんがビニール類を誤飲しないようにしっかりとしまい込んでいるのですが、いつの間にか引っ張り出して音を立てるのだそう。飼い主さんは毎回すぐ止めに入るため、どうやら「それに触れば飼い主さんの注意を引くことができ、必ず来てくれる」行動だと理解しているようです。その時のミカサにゃんちゃんは、したり顔をしているかもしれませんね。
かわいくて賢い愛猫に目尻を下げ、「ミカサにゃんがいない生活は考えられません!」とメロメロなご様子の飼い主さん。日々の様子はツイッターの他、ブログ「三毛猫ミカサの飼い主手帖」でも公開中です。次はどんな行動で私たちを驚かせてくれるのでしょうか?
○取材協力:ミカサにゃんの飼い主(@MikasaLove611)さん
(Hint-Pot編集部)