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ブルーベリー ヨーグルトとの相性が実は“微妙”な理由 加齢や美容に効果的な栄養素も

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

ヨーグルトとの相性は? 冷凍すると栄養吸収がスムーズに

ヨーグルトにブルーベリーは定番の組み合わせ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
ヨーグルトにブルーベリーは定番の組み合わせ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 ブル―ベリーをヨーグルトと一緒に食べることも多いかもしれません。ヨーグルトはブルーベリーに少ないタンパク質や脂質などを含むので、足りない栄養の補足という視点では相性が良いと言えます。

 ただしその一方で、牛乳のタンパク質カゼインや乳脂肪分がポリフェノールの吸収を阻害するという説も。ポリフェノールのひとつアントシアニンをいただきたい際は、ブルーベリーだけそのまま食べる方が良いといえるかもしれません。

 旬の時期にたくさん手に入った場合は、ジャムにすると保存がきくので、ヨーグルトと合わせてもよいでしょう。ただ加熱するので熱に弱いビタミンB群やCは損失します。

 冷凍保存すると栄養価を損なわずに保つことができ、また細胞が壊れるため、摂取した人間の体内で吸収されやすくなるといわれています。冷凍したものをサラダやヨーグルトのトッピングにしたり、スムージーなどにしたりして飲むと良いでしょう。

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾