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70歳の”推し活” 6500キロも大移動するビートルズファンが米国で話題に「若さ保つ魔法」

著者:Hint-Pot編集部

今もなお世界中のファンを魅了し続けているビートルズ【写真:Getty Images】
今もなお世界中のファンを魅了し続けているビートルズ【写真:Getty Images】

 大好きなスターを生で見てみたい、声援を送りたいというファンの心情は万国共通だろう。そして何歳になっても、いわゆる“推し”がいることは人生に潤いを与えてくれる。13歳で伝説のバンド「ビートルズ」のライブを初体験して以来、推し一徹。それから57年の時が過ぎた今でもメンバーのライブに足を運ぶ、70歳の“オタク女子”が米国で話題を呼んでいる。

 ◇ ◇ ◇

オリジナルTシャツも制作 ライブに心弾ませる70歳

「70歳にしてオタク女子。テネシーのビートルズファンがポール・マッカートニー、リンゴ・スター、そして、国際ビートルズ週間に向かう」。そんな見出しで、往年のファンによる“推し活”を特集したのは、米地元紙「ノックスビル・ニュース・センチネル」だ。

 そのファンとは、テネシー州南東部のチャタヌーガ在住のディアンヌ・ウォールズ・アンダーソンさん、70歳だ。アンダーソンさんは31日(日本時間1日)、ノックスビルで行われるマッカートニーのライブに、45年来の親友ら10人の軍団で乗り込む予定だという。そのことについて問われると、「おやまあ、私はもう叫ぶことはできませんが、目は輝かせますよ」とアンダーソンさんは声高に語っている。

 同紙によると、アンダーソンさんは当日、オリジナルデザインのTシャツを着てライブに向かうそうだ。アンダーソンさんは13歳だった1965年に2人のいとこ、ナンシーさんとウィニーさんとともにアトランタで行われたビートルズのコンサートに行ったことがあり、その際の入場券をデザインに組み込むという。Tシャツには「私はいた。そして、今もここにいる」という粋なメッセージも添えられているようだ。

 そもそもアンダーソンさんが、ビートルズファンになったのは12歳。当時の米人気テレビ番組「エド・サリバンショー」で米国のお茶の間に初お披露目となった時から人気バンドとマッカートニーの大ファンになった。

「私の小学校にいた女の子たちは、みんなビートルズに夢中でした。いつも(ビートルズが掲載された)『シックスティーン』や『タイガービート』という雑誌を買ったりしてね」

自作のスクラップや当時の音楽雑誌も大切に保管

 それから5年後の1970年、ビートルズは惜しまれながら解散しているが、アンダーソンさんは推しを貫いてきた。未開封のアルバムやコンサートの記念品、グッズなどの数々を収集。特に大切にしているのは小学6年生の頃に始めた自作のスクラップブックだという。

「ビートルズのツアーやメンバーの結婚、子どもの誕生など、いろいろなことを記録しています。(当時の音楽雑誌)『ティーン・ビート』もまだ持っているんですよ」と話している。

 アンダーソンさんが、今回のライブに並々ならぬ思いを抱いているのは、70歳の誕生日を楽しく過ごしたいという願いもある。実はアンダーソンさんは、2020年に交通事故に遭い、理学療法を受けながら監禁されたような生活を2年間も続けていた。

 順調に回復した今、今回のノックスビルでのマッカートニーのライブを皮切りに、6月にアトランタで行われるビートルズのドラマーであるリンゴ・スターのライブに、そして、チャタヌーガから約6500キロ近く離れている英リバプールで行われるビートルズ国際週間のイベントにも足を運ぶ予定のようだ。何というバイタリティだろう。

 行動力の秘訣は57年間貫いた推しメンへの揺るがぬ愛情だ。「(幼少時から)大事にしているものにつながっていられれば、若々しさをキープできると思う。それが魔法なのよ」と70歳のオタク女子は、そんな名言を残している。

(Hint-Pot編集部)

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