広大な自然が広がるアフリカ大陸には、多数の国定公園が存在する。その一つで最近観察された“異色のコラボレーション”が、世界の注目を集めているようだ。その主役はナマズを目当てに公園内の池にやってきたヒョウと、そこで見事に潜伏していた意外な大物。ヒョウのかわいらしいリアクションやリベンジの成功が話題を呼んでいる。

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泥池の中に巨大カバ！　驚いたヒョウはすぐさま撤退するも…

　コラボの舞台になったのは、南アフリカ共和国の「グレーター・クルーガー国立公園」。米紙「USAトゥデイ」のスポーツコーナー「フォー・ザ・ウィン」が報じたところによると、メスのヒョウが泥の池のフチで獲物を物色中、奇妙な大物と鉢合わせしたという。

　ヒョウは泥の中にいるナマズを狙って、足を取られながらも慎重に前進。すると、灰色の泥水が突如大きく盛り上がり、ヒョウの方に近づいてきた。そこで何と中から登場したのは、泥まみれのカバだ。

　カバのカモフラージュが完璧すぎたせいか、まったく気づいていなかったヒョウはびっくり。この様子を見守っていた女性ガイドも「オーマイガー！」と驚きの声を上げた。次にカバが威嚇するように全身を現したため、ヒョウは機敏な動きで撤退。カバは元の位置に戻り、安心したようにまた泥浴を楽しみ始めた。

　一旦は退却を余儀なくされたヒョウだったが、その後に日が暮れるのを待って再び池に姿を現した。そして、夜陰にまぎれて池に隠れていた巨大なナマズをゲット。見事なリベンジに成功している。

（Hint-Pot編集部）