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嫌な臭いがしたら…傘を“適切に丸洗い”するための7ステップ 洗う順番は?
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教えてくれた人:大貫 和泉
そろそろ傘の出番が増える時季です。傘を濡れたまま放置すると、汚れや嫌な臭いが発生する他、撥水力が低下する原因にもなります。予防するには傘を適切にお手入れすることが必要。そこで今回は、ライオン株式会社のお洗濯マイスター・大貫和泉さんに傘の洗い方を教えていただきました。
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まずはホコリを払うことから 干す場所は日陰で
「傘は意外と汚れていますよ」と語る大貫さん。雨に濡れた後は毎回きちんと乾かし、定期的に洗って清潔に保つことをおすすめしているそうです。とはいえ、“傘を洗う”とは具体的にどのような手順なのでしょうか? 大貫さんによると、適切な洗い方には7つのステップがあるそうです。
○ステップ1:ホコリを払う
雨には空気中のチリやホコリなどが含まれています。そのため、傘を洗う前は全体についているそれらを洗濯用ブラシなどで取り除いておきましょう。
○ステップ2:洗剤液を作る
おしゃれ着用の洗剤を洗濯桶などに溶かし、洗剤液を作ります。ライオンの「アクロン」を使う場合は水4リットルに10ミリリットル程度が目安です。
○ステップ3:傘の内側と外側を洗う
洗剤液をつけたスポンジで傘の内側全体から外側全体の順にこすり洗いをします。折りたたみタイプの傘は特に内側と折り山部分の筋が汚れやすいので、丁寧にこすって念入りに汚れを落とします。
○ステップ4:水をたっぷりかけてよくすすぐ
洗った傘の両面をスポンジで軽くこすりながらすすぎます。洗剤が残らないように注意。シャワーやホースを使うと広い面積を一度にすすぐことができます。
○ステップ5:水分を拭き取る
洗剤液を十分にすすぎ終えたらタオルなどの乾いた布で、傘全体の水気を拭き取ります。サビを防ぐために、中の骨組み部分もしっかり水気を取ってください。
○ステップ6:日陰で干す
水気を拭き取った後、完全に水分がなくなるまで野外で干します。日に当てると色が褪せる場合があるため、干す場所は日陰を選びましょう。
○ステップ7:撥水スプレーを噴霧する
傘は繰り返し使う間に撥水効果が低下していく傾向があります。お手入れ時に洗うことでも低下する場合があるので、完全に乾いたら撥水スプレーを噴霧すると良いでしょう。全体にまんべんなく噴霧しましょう。必ず屋外でスプレーしてください。
また、大貫さんは傘の持ち運びに便利な傘ケースもおすすめしています。近年はさまざまな色やデザインのものが販売されているので、何種類か揃えておくと雨の日が楽しくなるかもしれません。傘はこの時期の必須アイテムですが、持っていて気分が良くなるようにきちんとお手入れしたいものですね。
(Hint-Pot編集部)