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洗濯物が乾かない… 失敗しない「浴室乾燥機」の活用術とは? 達人に聞く
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教えてくれた人:大貫 和泉(浴室乾燥機)
浴室乾燥機が設置されている家庭も多いのではないでしょうか。ジメジメと雨が続き、洗濯物が外干しできないこれからの季節。浴室乾燥機を使ってはみたけれど「3~4時間も乾燥させたのに、バスタオルなどの厚手の衣類が乾かなかった」という経験はありませんか? バスタオルやズボンなどは、蛇腹干しや筒干しなど乾きやすい干し方もありますが、リビングなど部屋が洗濯物で占領されることも。洗濯日和の日が少ない今、浴室乾燥機があれば活用して室内干しのストレスを少しでも減らしたいところです。ライオン株式会社のお洗濯マイスター大貫和泉さんに、コツを聞きました。
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部屋干した洗濯物で室内が占領されるストレスも防ぐ
雨が続く日も浴室乾燥機を使用すれば、乾燥時に衣類の縮みを心配して洗濯機から選別する必要もなく、安心して乾燥させることができます。また、洗濯物を浴室に干すことができるので、リビングなどの部屋が洗濯物で占領されることもありません。部屋干しよりも早く乾くので、上手に活用すれば生乾き臭いの元となる菌の増殖も抑えられそうです。
大貫さんによると、家庭に設置された浴室乾燥機を効果的に活用して少しでも早く衣類を乾燥させるには、2つのポイントがあるといいます。
○その1 浴室内の水分をできるだけ除き、窓と扉を閉める
浴室内に水分があると、湿度が上がり、洗濯物の乾燥効率が悪くなってしまいます。これでは、浴室乾燥機を使用する際の電気代やガス代が余計にかかってしまうことにもなりかねません。浴槽にお湯が残っている場合は、フタをしっかり閉めるか、お湯を抜いてから浴室乾燥機を使用しましょう。
入浴の直後など、浴室の壁や床、天井が濡れている時は、タオルで軽く拭き取るか、スクイージーで水分を落とすのもおすすめです。また、温風が逃げないように、浴室の窓と扉は閉めておきます。乾燥中もなるべく開け閉めをしないようにすると、浴室内の温度を高くキープできます。