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梅雨の室内でグリーンに迷ったら“枝もの”を 長持ちのコツは水揚げと湯揚げのひと手間
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教えてくれた人:のなか りえこ
梅雨のシーズンが到来しました。ジメジメが気になる季節は部屋に植物を飾って、さわやかに過ごしたいですね。そこで比較的手入れが簡単な枝ものはいかがでしょうか。長持ちさせるには、枝に切り込みを入れるのがポイント。フラワー&グリーンコーディネーターののなかりえこさんに、梅雨時期に飾りたい枝ものの植物や長持ちさせるポイントについてお話を伺いました。
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梅雨の室内をさわやかに 迷ったら「枝もの」がおすすめ
ジメジメと長い梅雨の時期は、部屋に植物を飾って気分を晴れやかにしましょう。植物の扱いが苦手な人には、枝ものがおすすめです。花瓶に飾るだけで様になり、扱いやすいものが多いので、暮らしにうまく取り入れてみましょう。
購入時、枝ぶり、ボリュームを確認すれば、1本でも素敵なアクセントに。玄関やリビング、またライトが当たるところに飾れば、さらに雰囲気を出せます。次にご紹介する初心者におすすめの種類から選んで、お気に入りの花瓶に生けてみましょう。
○ドウダンツツジ
枝ものインテリアの定番です。白い小花を咲かせますが、今の時期に出回るのは葉がついたもの。緑色の葉が涼しげで、これからの季節におすすめです。枝ぶりが良いものは深めの花瓶に1本生けるだけで映えます。長持ちするので、慣れない人も扱いやすいでしょう。
○スモークツリー
ウルシ科の植物で、初夏になると枝先に羽毛のようなふわふわとした花茎が伸びます。和名は「煙の木」。煙がかかっているように見えることから、その名が付いたようです。紫色や白色があり、ドライにしたものも人気があります。
○ビバーナム・スノーボール
ライムグリーンの小花が密集してボール状に咲く、涼しげな枝ものです。枝1本に3~4輪が付き、だんだんと淡い色になって最後は白い雪玉のような形になることが名の由来とか。小さな器に飾る時は、緑色の茎部分で切り分けて短くしましょう。また水揚げを良くするために、余分な葉は取ります。
○フサスグリ
初夏にきらきらとした赤い実を付ける植物です。明るめの緑色の葉に赤色の実がアクセントになるので、1本飾るだけで豪華になります。グリーンだけでは色味が寂しい時にもおすすめです。実ものの見栄えを良くしたい時は、覆っている葉を切り取りましょう。
○ヒメリョウブ
別名はコバノズイナ。小さな白花が密集して咲き、穂が垂れているような姿になります。葉の形状は細く、色は明るい緑色。みずみずしい雰囲気の枝ものですから、涼感たっぷりのインテリアになります。枝ぶりが良いものを選ぶと良いでしょう。