漫画
元舞妓さんの仰天エピソードに4000人驚き 「千社札」が起こした奇跡とは
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美しい着物をまとった舞妓さんが行き交う京都の花街。松原彩(aya_ayayakko)さんは、そこで7年間も活躍した元舞妓です。現在は当時の仕事や生活を漫画に描き、インスタグラム上で人気を博しています。今回注目を集めた漫画は、舞妓さんの名刺でもある「千社札(花名刺)」について。不思議なエピソードに4000件を超える“いいね”と驚きの声が集まっています。松原さんに詳しいお話を伺いました。
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16歳で舞妓デビュー 7年間の花街生活を綴る松原さん
幼い頃から日本舞踊を習っていたという松原さん。将来は踊りに携わる仕事をしたいと思っていたことや、小学生の時に舞妓さんのドキュメンタリー番組を見たのがきっかけで、舞妓さんを志すようになりました。
中学校を卒業した15歳で“仕込み”と呼ばれる舞妓さんの見習いになると、住み込みで修行をしながら16歳で舞妓デビュー。「松乃」(仮名)さんという名前で3年間、舞妓として活動しました。その後、19歳で芸妓に昇格。22歳で引退し、現在は23歳の現役女子高生として定時制高校で学び直しをしています。
忙しい学生生活の傍ら、松原さんは花街での経験を基にエッセイ漫画を描いています。今回ご紹介するのは、「舞妓さんの名刺」という作品。
舞妓さんは名刺代わりに、神社仏閣に参拝した証として残す「千社札」を使用しています。長方形のイメージが強いですが、丸型など形やデザインはさまざまあるそう。舞妓さんたちはお座敷に上がると、自分の名前が記された千社札をお客さんに手渡します。
松原さんによると、舞妓さんからもらった千社札は財布に入れておくと「お金が舞い込む」と信じられているそう。しかも、芸妓さんからもらったものであれば“元舞妓”なので「もっと舞い込む」といわれているのだとか。
そんなおまじないを、とあるお客さんにお話しした時のこと。興味津々で聞いていたお客さんから後日手紙が届きました。それはお礼の手紙でしたが、その後に書かれた報告は松原さんの目が飛び出てしまいそうなほど、驚くべき内容でした。
コメント欄には、「すごい! 信じる者には福来たるですね」「すごーい! ほんまに素直な方やから神様も当ててくれはったんやな」「舞妓パワー!!」など、驚きの声が殺到。また、舞妓さんエピソードを楽しみにしていた人たちからも喜びのコメントが寄せられています。