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豊漁のイワシを大量消費 子どもも大好きな「かば焼き」とさっぱりいただく「梅煮」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部・出口 夏奈子

見事な包丁さばきを披露する元サッカー日本代表の水野晃樹選手【写真:中戸川知世】
見事な包丁さばきを披露する元サッカー日本代表の水野晃樹選手【写真:中戸川知世】

 5月は豊漁を伝えるニュースが相次いだイワシ。梅雨入りの頃に水揚げされるマイワシは「入梅イワシ」と呼ばれます。このイワシに梅を組み合わせるという決まりはありませんが、一般的にイワシは梅肉や梅酢と一緒にいただくことが多い魚。そこで今回は、料理がうますぎるサッカー選手にイワシの「かば焼き」と「梅煮」をレクチャーしていただきました。Jリーグや海外リーグを経て、社会人リーグで活躍中の水野晃樹選手は知る人ぞ知る料理上手。チームメイトからリクエストされるほどの腕前をご堪能ください。

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イワシのかば焼き 高価なウナギの代用にも

 前回のアジに続き、今回は通年入手できるイワシを使って「かば焼き」と「梅煮」の2品を作ってみました。

 かば焼きは比較的に普段から作っていますね。僕の子どもが好きなメニューなのですが、ウナギを使うとどうしても高くなっちゃうので、イワシで代用することが多いんです。今ではもしかしたら、ウナギよりもイワシのかば焼きの方が好きになっているかもしれません。今回は別のお皿に盛り付けしましたが、いつもは白米の上にのせてどんぶりにすることが多いです。

水野家ではウナギの代用にもなるイワシのかば焼き【写真提供:水野晃樹】
水野家ではウナギの代用にもなるイワシのかば焼き【写真提供:水野晃樹】

<イワシのかば焼きの作り方>
【1:イワシを下ごしらえする】
 まずはイワシの頭を切り落とし、腹に切れ目を入れて内臓を取り除きます。骨を取り除くには、背骨の脇に指を入れて尾ビレの方まですーっと指を滑らせると簡単ですよ。そして腹骨のところだけ包丁ですいて、背びれも包丁で落とします。背骨はタレ作りで使用するので、魚焼きグリルでしっかりと焼いてください。

【2:イワシを焼く】
 塩、コショウを軽く振ってから小麦粉をまぶし、腹側から焼きます。焼き加減は好みでOK。うちは子どもたちの好みがサクサク系なので、割としっかりめに焼きます。

【3:かば焼きのタレを作る】
 イワシを焼きながら、同時進行でかば焼きのタレを作ります。別のフライパンに酒、砂糖、しょうゆを入れて、その中に1で焼いたイワシの骨を加えます。ウナギのかば焼きのタレを作る際にも入れるそうなので、イワシでも同様に。このひと手間で香ばしさがまったく違いますよ。

【4:盛り付け】
 イワシが焼けたら、フライパンから取り出して一口大にカット。お皿に盛り付けて、上から3のタレをかけます。最後に白髪ネギをのせれば完成です。