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「あれは息子のクローンなの?」 大不振NBAスターの肝っ玉母さん 非情投稿が話題
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今シーズンのクライマックスを迎えている米プロバスケットボールNBA。ゴールデンステート・ウォリアーズとボストン・セルティックスによるNBAファイナルは10日(日本時間11日)の第4戦を終えて2勝2敗と互角の展開となっています。「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」は今回、選手以上に注目を集めているスーパースターの肝っ玉ママに注目。頂上決戦でキャリア最悪ともいえるスランプを見せる愛息に対しての、あまりにも冷たいツイートが悲しいほどの大きな話題を集めています。
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NBAで3度の優勝に貢献 五輪2大会連続金メダルの名選手が…
今回、意外な形で注目を集めてしまったのは、ウォリアーズのドレイモンド・グリーン選手。2012-13年シーズンからウォリアーズ一筋のキャリアで3度のNBAチャンピオンに貢献し、2016年リオデジャネイロ五輪と2021年の東京五輪では男子バスケットボール米国代表の一員として金メダルを獲得したスーパースターです。
グリーン選手の持ち味は、相手に仕事をさせないような激しい守備。2017年には最優秀守備選手賞にも輝き、その力は高く評価されています。攻撃面でチームを牽引するステフィン・カリー選手とともにNBAファイナルでも活躍を期待されていました。
ところが、頂上決戦でグリーン選手はまさかの大不振。11日に行われた第4戦こそチームは107-97で勝利しましたが、グリーン選手はわずか2得点に終わりました。9リバウンド、8アシスト、4スティールと守備面ではさすがの貢献度でしたが、ここまでの4試合で26本のシュートで成功はわずか6本。3ポイントシュートの成功率も0%という散々な内容です。
そんなグリーン選手のスランプに最も“非情”な反応を見せたのは、母親のメアリー・バーバーズ・グリーンさん。試合中に更新したツイッターの投稿が大きな話題を集めました。
「ドレイ(息子の愛称)のどこが悪いのか、私に聞いてくるのはやめてちょうだい…… 知らないわよ! 息子のクローンなのかしら! 笑ってしまうけれど、我々をここまで導いてくれたドレイはどこにいるのかしら? うーん。ここまで(の不振)は見たことがないわね!」
スーパースターとして活躍する実の息子をまさかの“クローン”呼ばわり。もちろん、そこには母親の愛情が込められていますが、このユーモアたっぷりのツイートは大きな反響を呼びました。
このメアリーさんのツイートを、米地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」は「グリーンのママがゲーム4の勝利での寂しいプレーの後、息子がクローンと入れ替わったとジョーク」との見出しで大きく報じています。
記事によると「一連のダメなパフォーマンスに母親すらも困惑していた。スターの母親、メアリー・バーバーズ・グリーンは第4クォーターの序盤、息子の調子の悪さに対する人々の質問をやめるようにリクエストした」のだとか。しかしメアリーさんの願いも虚しく、ファンから寄せられる質問は止まらなかったそうです。
グリーン選手は自ら運営する人気のポッドキャスト番組で積極的に発信。新世代のアスリートとしても知られています。しかし、記事では「ママは息子のプレーに対する釈明に追われた。その中で彼女は一点だけ明確にした。それはポッドキャストのせいではないということを」と報じています。勝負どころでベンチに下げられてしまうなど散々なグリーン選手でしたが、母親は厳しい言葉の中でも擁護することを忘れませんでした。
こんな一連の“騒動”に対し、グリーンも自らのポッドキャスト番組で反応。「ママのツイートも見たよ」と苦笑いしながらも「確かに厳しいシリーズだ。間違いない。でも、何とかして打開策を見つけないとね。これがここまでの人生で最大のチャレンジというわけじゃないんだから」と前向きに話しています。
NBAシーズンのクライマックスで見られたユーモアたっぷりの“場外戦”。スーパースターもたじたじの肝っ玉ママの今後の発信にも注目が集まりそうです。
(Hint-Pot編集部)