水すら満足に飲めない環境　すぐさまお迎えを決意

　その後、よく足を運んでいたペットショップで出会ったのがくりーむくんでした。しかし、そこは狭いケージにハウスだけが置かれ、お水はもちろんのこと、水分・栄養補給用のゼリーも、運動用の回し車もない環境。飼い主さんは「この子は私が連れて帰らねば！」と決意し、すぐに連れて帰ることにしたそうです。

　お迎えされた当初のくりーむくんは、十分にお水が飲める環境に戸惑ったのか、しばらくの間は多飲多尿になってしまいました。しかし、それもじきに落ち着き、飼い主さんは「そんなにお水を欲していたんだな。連れて帰って良かった」と改めてほっとしたそうです。

　ちなみに、くりーむくんは小動物をお部屋の中でお散歩させる“部屋んぽ”にも出たがらないほど、ケージの中が大好き。ケージのお外でおやつを食べ終わったら、すぐおうちに帰りたがります。

　また、とてもきれい好きで賢い一面もあるそうで、ケージの大掃除中に一時避難させるランドリーボックスの中でおしっこがしたくなると、爪でカシャカシャ引っかいてアピール。必ず砂の上で排泄するそうです。

おいしいごはんや健康管理で毎日ハッピーに！

　話題になった写真は、くりーむくんに似た色合いのハムスターフィギュアをガチャガチャで引き当てたのが撮影のきっかけ。飼い主さんは「くりーむとコラボさせたら絶対にかわいいと思い撮影しました」と話します。

　そして「私たちこれでお揃いね　ああ幸せ」とコメントを添えた写真をツイッターに投稿。大きな注目を集め、7000件もの“いいね”をと集めました。リプライ（返信）には「どっちが本物のハムスターか分からないわっ！」「あぁ尊死～」「Oh my God」など、かわいさにメロメロになった人たちの声がたくさん寄せられています。

　撮影後のくりーむくんは、ブロッコリーを食べ終わると同時におうちへ帰り、フィギュアにはまったく興味を示さなかったそうです。ちなみに、ブロッコリーはくりーむくんが一番好きな野菜で、他にはビーポーレン（ミツバチ花粉）やクランベリーエキス、乳酸菌のペースト、粟も好きなのだそう。

　くりーむくんのために、毎日おいしいごはんを用意しながらも体重測定や健康チェックを欠かさないという飼い主さん。全身を揉んだり触ったりして、腫瘍や傷、痛みがないか、歯の色や長さ、爪の長さは適正か、頬袋に溜めたままの食べ物がないかなど、念入りに体調をチェックするのが日課です。愛情いっぱいの飼い主さんのもと、いつまでも元気に長生きしてくださいね。

（Hint-Pot編集部）