どうぶつ
柴犬がモフモフおしりを向けて座り込み 拒否柴に約3万人が笑顔 「飛びつきたくなる」
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お散歩中にリードを引いても断固として動かない柴犬、“拒否柴”をご存じですか? 飼い主さんにとっては厄介な状況ですが、“拒否柴”のどこか憎めない様子はSNSを中心に大人気です。今回ご紹介するのは、喜び勇んで散歩に出かけたはずが、突然道端に座り込みまったく動かなくなってしまった柴犬。飼い主さんにモフモフのおしりを向けつつチラリと見ていますが、立ち上がる素振りはまったくありません。そんな堂々たる散歩拒否がツイッターで3万件近い“いいね”を集める話題になっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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その日の気分で散歩コースを決めるマルくん 散歩拒否の理由は?
おしりをどっしりと地面につけて座り込む1匹の柴犬。茶色のモフモフ毛がとってもかわいい赤柴の6歳、「マル」くんです。
この時のマルくんは朝の散歩中。コースは河川敷や公園、街の中と、当日の気分でマルくんが決めますが、どうもこの日は気乗りしなかったようです。どこに行きたいという希望もなく、しばらく歩くと突然道路に座り込んでしまいました。飼い主さんは「どうした?」と声をかけましたが、微動だにしない拒否ぶりは戸惑うほどだったそう。
「道に座り込む時は決まってトイレが終わった後の休憩時なのですが、この時の座り込みはトイレもまだしていなかったんです。気分じゃなかったのでしょうか……」
そこで飼い主さんはまったく動かないマルくんを写真に収めてツイッターに投稿。「朝散歩 真面目に散歩しないいぬ」というコメントを添えたツイートは、2.8万件の“いいね”が集めました。
リプライ(返信)には「これが噂の“拒否柴”ですか」「めちゃくちゃかわいい~」「散歩したことにして、帰ろうや!」「モフモフしたい」などの声が。また「飛び付きたくなるモフケツ」「おしりが魅力的すぎるぅ」「かわいいおしり」など、カメラに向けられたおしりのかわいさにも注目が集まりました。
実はこの日、飼い主さんは両親のお世話など予定が立て込んでおり、いつもより1時間早く散歩に出ていたそう。時間があまりなく焦りを感じながらのお散歩で、こうした拒否が始まったそうです。
「散歩後に両親を病院などに送迎しなければならず急いでいたら、珍しく途中でマルがまったく前に進まなくって……。そこで『帰る?』と尋ねると、すっと立ち上がって帰路につきました。きっと私のイライラや焦りが伝わって、何かを察したのかもしれませんね。マルは人の気持ちや様子をよく見ています」
そう聞くと、マルくんの座り込みはいろいろな理由が考えられますね。忙しい中でも散歩をしてくれる飼い主さんを気遣って「今日の僕はこれくらいで満足だよ」「焦らないで。今日は大事な用事を優先させたら?」というサインだったのでしょうか。