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社長も感動 人気菓子を再現した木彫り作品に1.3万人驚愕 「素晴らしいプレミアム感」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

専用ケースとシガール。どちらも実は…(画像はスクリーンショット)
専用ケースとシガール。どちらも実は…(画像はスクリーンショット)

 古くから建物や家具、生活用品など、多様な用途で人々の生活を支えてきた木材。実用的なものだけでなく、見る者をあっと驚かせるアート作品にも変身するようです。ツイッター上では、木で忠実に再現された人気の焼き菓子に大きな注目が寄せられています。制作者であるキボリノコンノ(@kibori_no_konno)さんに、こだわりのポイントや作品作りを始めたきっかけなど、詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

総制作時間は12時間 生地表面の小さな気泡まで忠実に再現

 ネイビーブルーの長方形の小箱。指でそっとフタを取り外すと、中から現れたのはどこかで見たことのある焼き菓子。株式会社ヨックモック(本社・東京都千代田区)が1969年から製造・販売している「シガール」のようです。

 ただ、本来のシガールは複数本が袋や箱に入った状態で販売されているのに、こちらはなぜか1本だけ“専用ケース”に。シュールな光景に面食らいそうですが、実はシガールもケースも木から作られているんです。

 キボリノコンノさんはシガールを4時間、ケースを8時間かけて制作。制作にはノコギリや彫刻刀、ベルトサンダー、ミニルーターなどの道具に加え、アクリル絵の具やパステルといった画材を使用しました。

 今回の作品でやはり目を引くのは、本物と見間違えてしまうほど忠実に再現されたシガールでしょう。一体どのように作られたのでしょうか。また、本物のような見た目と質感を再現するために、細かい工夫が施されているそうです。

「シガールの特徴である生地がくるっと巻かれた形を、木の塊から彫り出して再現しました。また、より本物感を出すために、生地の端にある微妙な欠けなどもよく観察して同じように作り上げています。大変だった点は、見た目だけでなく触り心地も似せたいと思い、生地の表面にある小さな気泡の一つひとつも再現したところ。気が遠くなりながらも丁寧に彫刻しました」

 キボリノコンノさんの力作を映した動画がツイッター上で公開されると、瞬く間に話題に。1.3万件もの“いいね”を集め、動画の再生回数は40万回を突破しています。リプライ(返信)には、「素敵すぎます」「木彫りなのにおいしそう」「すごすぎます」「素晴らしいプレミアム感」など、驚愕の声が続々と寄せられました。