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玄関はカビが発生しやすい? 原因と対策を掃除のプロが伝授
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夏場の帰り道、突然降った大雨。帰宅すると玄関周りがびっしょりと濡れてしまうことがありますよね。「どうせ乾くから」とそのまま放置しがちですが、実はカビが発生しやすくなることをご存じでしょうか。また、汚れは時間が経つほど落としにくくなるため、素早い対策が必要な場所でもあります。そこで、東京ガス株式会社の「東京ガスのハウスクリーニング」にお知恵を拝借。担当者さんに玄関のお掃除法をレクチャーしていただきました。
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靴底についた土や砂ボコリにはカビの胞子が
担当者さんによると、靴底についた土や砂ボコリにはカビの胞子が多く含まれているそう。そのため、玄関の汚れをそのままにしておくとカビが発生しやすくなります。特に湿気が多い夏場は注意が必要です。
「玄関を濡れたまま放置しておくと汚れが落ちづらくなりますので、こまめに掃除をしましょう。また、玄関に外部の汚れを持ち込まないように、玄関マットを敷く、玄関に自転車やゴルフバッグなどの荷物を置かないなどの工夫をして、常に清潔さを保つようにしてください」
効果的な予防法は、そもそも汚れを持ち込まないようにすること。それでも汚れてしまった場合は、以下のお掃除法が有効だそうです。
【玄関のお掃除法:大理石の場合】
1. 玄関タイル表面の砂やホコリを掃除機やほうきで取り除く
2. 玄関タイル全体に薄めた中性洗剤をスプレーボトルで噴射する。一度で多量にスプレーすると大理石に染み込み、変色や変質することがあるので注意
3. マイクロファイバークロスでタイルを優しく拭く。汚れがひどい部分は湿らせたメラミンスポンジでこすり落とす
4. 別のスプレーボトルで全体に水をかけ、乾いたタオルで拭き取る。汚れがタオルにつかなくなるまで何度か繰り返す
5. 最後に乾いたタオルで水気を拭き取る
カビが発生する条件は? こまめな換気などでしっかり予防を
玄関以外でも気になるものといえばカビ。担当者さんによると、カビが発生する条件は以下の3つです。特に今の時期は条件が揃いやすいといえます。
【カビが発生する条件】
○湿度:60%以上
○気温:25~28度
○養分:ホコリ、汚れ、ダニ
以上の条件を踏まえて、カビの発生を避けるには、以下の3つが効果的だそうです。
【カビの発生を避けるポイント】
○こまめに換気をして湿度を下げる
○水回りなどカビが生えやすい場所は意識的に乾燥させる
○カビにホコリや食べカスなどの栄養を与えないため、こまめに掃除をする
今年の夏は外出の機会が増えそうですが、健康を保つには毎日過ごす空間を清潔に保つことが大切。ポイントを押さえた対策とお掃除で、暑い時期をさわやかに過ごしましょう。
(Hint-Pot編集部)