窓を開けて部屋を換気する際、蚊の侵入などを防いでくれる網戸。定期的な掃除を怠ると目詰まりが発生し、換気効果に影響を及ぼしてしまいます。網目に詰まる汚れの種類はさまざまで、時間が経つほどお掃除が大変に。そこで、今のうちに済ませておきたいお手入れについて、東京ガス株式会社の「東京ガスのハウスクリーニング」にお知恵を拝借。掃除法などを担当者にレクチャーしていただきました。

　◇　◇　◇

詰まった網戸の網目には「土ボコリ」「排気ガス」「花粉」などがびっしり…

　天気が良い日は窓を開けて室内の換気。春先からしっかり心がけているご家庭も多いでしょう。しかし、網戸は汚れやすい箇所でもあります。

「お掃除をしなかった網戸の網目には、土ボコリや排気ガス、花粉などがこびりついていることが多いですね。また、雨が降った際などには、これらの汚れが固まって網目にこびりつき、時間が経つほど掃除が大変になってしまいます」

　春から網戸を使用する機会が多かった場合、すでにかなりの汚れが付着していると考えられます。今こそがお掃除のタイミングといえるでしょう。

「必ず部屋の外で行い、窓は閉めておくようにしてください。窓を開けたまま掃除をすると、ホコリが室内に入ってしまうので要注意です。また、ホコリは乾いた状態だとブラシや代用アイテムで取れますが、濡れると重い泥汚れになるため取れにくくなります。いきなり水拭きをしたり洗剤をかけたりせず、取れるホコリは必ず先に取っておきましょう」

【網戸のお掃除法】
1. ブラシで網戸の上からまんべんなくホコリを落とす
2. 水に濡らして絞ったスポンジで網目を拭く。まずは洗剤や重曹スプレーを使わず、網戸全体に水を通すことから
3. 全体を拭き終えたら、洗剤か重曹スプレーを網戸に吹きかけ、再度スポンジで拭く。それほど汚れがひどくなければ水拭きだけでもOK
4. 水に濡らして固く絞った雑巾で、網戸全体を丁寧に拭く。網戸の下にホコリや汚れが落ちているので、仕上げにサッシの汚れも拭き取る

　網戸掃除と聞くと外して洗う方法を考えがちですが、まずは丁寧な拭き掃除から。こまめな換気はカビ予防にも欠かせません。一度しっかり掃除した後は、窓を開ける度にさっと拭いておくと良いでしょう。

（Hint-Pot編集部）