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からだ・美容

「夏バテ」と勘違いしがちな「夏季うつ」に要注意 精神科医が警鐘

著者:柳田 通斉

教えてくれた人:木村 好珠

暑い夏。季節性感情障害にご注意を(写真はイメージ)【写真:写真AC】
暑い夏。季節性感情障害にご注意を(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 梅雨が異例の早さで明けました。猛暑の日々が始まりましたが、夏季にメンタルのバランスを崩す人は少なくありません。「また、夏バテか~」と思っていても、実は「季節性感情障害」の「夏季うつ」で、深刻な状態につながるケースも見られます。では、どうすれば「夏季うつ」から抜け出せるのか。精神科医の木村好珠さんに予防策と対処法を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

夏になると起きる 不眠や気分の落ち込み、不安感など

――梅雨が想定外に早く明けました。梅雨は低気圧が原因で、心身の調子を崩す人が少なくありませんが、それは夏でも同じでしょうか。

「はい。低気圧の影響で耳鳴りや倦怠感がひどかった人が、梅雨が明けた途端に元気になったというケースはあります。一方で、本格的な夏が来ると必ず体調が悪くなり、メンタルの調子を崩す人もいます」

――そのような状態を「夏季うつ」と言うそうですが、「夏バテ」との見分け方とは。

「食欲不振、倦怠感などの症状が夏バテと似ていますが、夏季うつは決まった季節に起きる『季節性感情障害』であり、毎年のことかどうかが見分けるポイントです。そして、『うつ』なので、不眠、気分の落ち込み、不安感などの症状が出てきます」

――では、「夏季うつ」から抜け出すには。

「一番は規則正しい生活をして、いかに睡眠が取れる状態にするかです。『体に悪いから』と言って、冷房をつけないで寝る人もいますが、熟睡のためには、まずは体温を下げる必要があります。

 また、『朝早くに目が覚める』と言う方もいますが、聞くと、付けているカーテンが日差しを通すものだったりします。まずは、そういった環境面を整え、寝る前に脳を刺激するスマホやパソコンを見ないことを徹底する。それでも眠れない患者さんには、睡眠導入剤を処方します」

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