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からだ・美容

シミのレーザー治療 夏は避けた方がいい理由とは 種類で異なる治療法を医師が解説

著者:岩淵 美樹

教えてくれた人:辻 晋作

シミには種類があるため、見極めて正しいケアをすることが大切(写真はイメージ)【写真:写真AC】
シミには種類があるため、見極めて正しいケアをすることが大切(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 年齢を重ねるにつれ気になるのがシミ。小さなシミでも一つできれば気になってしまうため、近年はシミケアに積極的な人が増えています。気になっているけれど、正解がどうも分からないという健康や美容の疑問を辻晋作医師が解説するこの連載。第9回は「シミのケア」です。レーザー治療や内服薬など、主な治療方法についてお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

シミの種類をしっかり判断することが大切

 前回はシミの種類についてお話をしました。性別に関係なく日差しをたくさん浴びた場所にできるのが、「日光性黒子」と呼ばれる一般的なシミです。

 境界線が不明瞭なシミは「肝斑(かんぱん)」です。20~50代前半の女性にできやすく、頬骨を中心にして、ほぼ左右対称に現れます。

 できる位置が似ているため肝斑と間違えやすいのが「ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)」です。他のシミとは異なり肌の深い層である真皮にでき、アザのように青黒く見えるのが特徴です。

 鼻を中心にぽつぽつと小さな斑点のようにできるのは「そばかす(雀卵斑)」。8歳頃からでき始め、遺伝的要素が大きいといわれています。

 多くの方はどれも「シミ」とひとくくりにとらえるかもしれませんが、それぞれ性質が異なります。自己判断でケアをすると、かえってシミが濃くなることもありますので、気になる方は専門医の診断を受けましょう。また、シミの種類が異なると、治療法も違います。

肝斑には炎症をおさえる内服薬とビタミンC

 薄茶色のシミである肝斑は、頬骨を中心とした目立つ位置に現れるため、気にされている方も多いでしょう。紫外線によるダメージ、女性ホルモンの乱れ、洗顔やメイクによる摩擦など原因は複合的で、はっきりとは解明されていません。

 ただ、何らかの炎症によるものであることは確かです。クリニックなどでは炎症をおさえるトラネキサム酸を処方することが多く、1~2か月も服用すれば薄くなっていくのが感じられると思います。

 ビタミンCを併せて摂取するのも効果的です。ビタミンCは体内で作ることができないため、食事やサプリメントで摂るようにしましょう。食事からの摂取は1日あたり100ミリグラムが目標とされています。肝斑ケアには、食事に加えてサプリメントから1日あたり1000ミリグラムの摂取を目安にするといいでしょう。

 外用薬はハイドロキノンやレチノールが含まれたものを用いることが多いですね。これらの成分はシミ対策化粧品にも含まれているので、耳にしたことがあるのではないでしょうか。ただしもちろん、クリニックで処方される外用薬と市販の化粧品では効能と効果が異なります。

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