普段はリードをつけてお散歩している愛犬だけれど、たまには自由に思いっきり走り回ってもらいたい……。そんな思いから、愛犬をドッグランに連れていく飼い主さんは多いでしょう。たくさんのわんちゃんが楽しそうに走り回る中、ぽつんと佇む柴犬。周りをキョロキョロと気にする様子を収めた動画が、ツイッター上で大きな注目を集めています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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“初めまして”はちょっぴり苦手　慎重派のゆきちゃん

“犬見知り”する様子の動画が話題になったのは、柴犬の「ゆき」ちゃん。5歳の女の子です。優しく穏やかな性格で、いぬも人も大好きだそうですが、“初めまして”は少し苦手。何度か会ううちに距離を縮めて、ゆっくり仲を深めていくという慎重派だそうです。

　そんなゆきちゃんは先日、飼い主さんとともに何度か訪れたことのあるドッグランに行きました。飼い主さんによると、当日は想像以上に多くのわんちゃんが来ていたそう。そんな状況を前に、照れ屋のゆきちゃんは圧倒されてしまったのかもしれません。リードから離してもらうと最初こそ走っていたものの、その後はまったく走らずぽつんと佇んでしまいました。

　ドッグランにいたのは30分ほどでしたが、ゆきちゃんはほとんどの時間で“犬見知り”を発動させ、ひとりぼっちの状態だったそうです。

「（ゆきちゃんの）“犬見知り”がみられるようになったのは3、4歳頃からです。初対面の子の場合、動画のように固まることが多いですが、仲の良いお友達の場合はシッポを振って自分から近づいていきます」

ゆきちゃんを励ます声が多数「人間と同じなんだ」

　飼い主さんは「ドッグランで犬見知り発動しちゃってずっと1人……」とメッセージを添えて、その様子の動画をツイッター上で公開しました。すると、瞬く間に話題になり15.3万件もの“いいね”が。

　リプライ（返信）には、「何だか自分を見ているようだ」「ううっ。集団の中に放り込まれた自分を見ているようで“他犬事”として見られない……」など、ゆきちゃんを自分と重ね合わせた人からの共感の声が殺到。加えて、「わんちゃんの世界も人間と同じなんだ……。何だかグッときました。一緒に頑張ろう！」といった、ゆきちゃんを励ます声も寄せられました。

　知らない人が大勢いると緊張してしまうのはいぬも人間も同じ。経験を積んでゆっくりと慣れていけば、楽しい時間を過ごすことができるでしょう。次の機会は仲良しのお友達とのんびり遊べるといいね、ゆきちゃん。

○取材協力：柴犬ゆきちゃん（@n0qTVdKQKf4r0Qt）さん

（Hint-Pot編集部）