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子猫を1匹保護するつもりが…13匹に囲まれた男性に世界が注目「仲間に入れて」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

1匹の猫を保護しようと思ったら…(写真はイメージ)【写真:写真AC】
1匹の猫を保護しようと思ったら…(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 猫の飼い主で、愛猫との出会いが道端などでの保護だったという人は多いでしょう。ただ、そんな出会いが想像もし得なかった数だったら……。車の運転中に1匹の子猫を保護しようとしたところ、まさかの“大発生”に直面した男性。仰天しながらも、最終的に13匹の命を救いました。米国で話題を呼んだ美談をご紹介します。

 ◇ ◇ ◇

「オーマイガッシュ!」 次々と現れる子猫に男性が仰天

「ルイジアナの男性が1匹の子猫を救おうと思ったところ、さらに12匹も現れた」との見出しで子猫の保護を報じたのは、米メディア「npr」でした。

 プロハンターのロバート・ブラントリーさんは現地時間6月5日、自家用車で射撃場に向っていました。ルイジアナ州北東部の道を時速40マイル(約64キロ)で走る中、道端のあるものがブラントリーさんの視界に入ります。それは1匹のかわいい子猫でした。ブラントリーさんは停車すると、「おっと、子猫ちゃんじゃないですか」と声を裏返しながら歩み寄ります。

 車道に迷い込んできた生後間もない子猫を片手で抱き上げたところ、ここから思ってもみなかった展開に。車道の脇からさらに白い3匹が現れたと思いきや、次々と子猫が“大量発生”したのです。

「オーマイガッシュ!」と仰天するブラントリーさんの足元に、“子猫軍団”が駆け寄ってきました。「何てことだい! みんな連れて帰れないよ。何ということだ! もっともっといるじゃないか。にゃんこ問題だ!」と想定外の多さに思わず声を上げてしまいます。

 この時の率直な気持ちについて、ブラントリーさんは「npr」の取材に対し「猫たちがいるなんて思わなかった。びっくりしたんだ」とコメント。一方で、「自分たちで食事を確保できない年齢であるにもかかわらず、誰かが道端にこの子たちを捨てたのかと思うと感情の波が押し寄せてきたんだ」とも話すなど、複雑な心境になったとのこと。

 当初は「みんな連れて帰れないよ」と話していたブラントリーさんですが、子猫たちの命を救うために粋な計らいに出ます。何と、子猫全員をいったん引き取ることを決意しました。ただし、全匹を車に乗せることは大仕事だったようです。

「ドアを開けて猫を車内に連れ込んでも、みんな飛び出してしまって。1匹入れると、3匹出てしまうという状況だったんだ」

 そこで、ブラントリーさんは扉を閉めて、車の窓から子猫をどんどん収容することにしたそうです。

 そうして13匹の子猫と自宅に戻ったブラントリーさん。今回の“子猫軍団”保護の一部始終を収めた動画を自身のインスタグラムで公開したところ、100万回以上の再生回数を記録するなど動画は大きな注目を集めました。そして、国内外から数千件にも及ぶ引き取りの申し出が届くことに。

「個人的に伝えたいことは、どんな状況に立たされていても、世界がどんなひどい状況に見えても、周囲に認められずとも善行を施す人がたくさんいるということ。僕のことじゃないけどね」

 13匹の子猫の命を救ったブラントリーさんは、あくまで謙虚に話していました。このニュースが伝えられると、ツイッター上には、「パーフェクトなストーリーだわ」「本当に素晴らしい映像」「正直、これは私の夢です。子猫の待ち伏せに私も仲間に入れて!」など、感動の声があふれました。   

(Hint-Pot編集部)