漫画
号泣注意! 子犬に嫉妬する柴犬 飼い主を思う漫画に5万人感涙「前向きになれそう」
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「先住犬が新入りの犬に嫉妬する話」――そう題された創作漫画が、ツイッター上で大きな注目を集めています。主人公はある日突然、新たに子犬を迎えると告げられた先住の柴犬。その複雑な胸中が描かれますが、ラストには衝撃の真実が明かされます。涙なしでは読むことができない漫画は大反響を呼び、5万件もの“いいね”を集めています。作者のさく兵衛(@sakubetaro)さんに詳しいお話を伺いました。
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必死にアピールする先住犬 飼い主さんは気づいてくれず…
「柴犬にめっぽう甘い漫画家」と自称するさく兵衛さん。ツイッターでは、柴犬を題材にした漫画を数々発表しています。このほど大きな注目を集めたのは、「先住犬が新入りの犬に嫉妬する話」というタイトルの作品です。
物語は、主人公の柴犬「テツ」くんの元に、飼い主のカオリさんが子犬を連れてくるシーンから始まります。
「テツ! ほら見て 新しい子を連れてきたよ」
予想外の言葉にうろたえるテツくん。ところが、カオリさんはその様子にまったく気づきません。そこでテツくんは、どうにか自分のことを気にかけてもらおうと“へそ天”でアピールをしますが、カオリさんはテツくんに目もくれず……。新しい子にすっかり心を奪われている様子です。
そんな中、子犬の体調に異変が。子犬に対してやきもちを焼いていたテツくんの心の中には、このまま放っておこうかと黒い感情が渦巻きます。しかし、心優しいテツくんは放っておくことができませんでした。テツくんは「ワンワンッ」と大きな声で鳴き、カオリさんに危険を知らせます。
「やっぱり君は最高の相棒」 衝撃のラストに涙が止まらない
「昔から君は面倒見が良い奴だったよ」
カオリさんは動物病院に子犬を預けた帰りの車内で、昔のことを思い出し、そう話しかけます。その言葉にどこか誇らしげな表情を浮かべるテツくん。おうちに着いてからもカオリさんはテツくんに言葉をかけ続けます。
しかし、カオリさんの視線の先にテツくんはいません。カオリさんの目の前にあるのは、テツくんの遺影が飾られた仏壇でした。何とテツくんはちょうど3年前のこの日、虹の橋を渡っていたのです。カオリさんは、新しい子犬を迎えても「寂しいよ」と力なく話します。
すると、不思議なことに、近くにあったおもちゃ箱からテツくんのおもちゃが1つ、自然と転がり落ちました。カオリさんはそのおもちゃを手に取って「慰めてくれるつもりなのかい」と微笑みます。そして、テツくんの存在を近くに感じたカオリさんは最後にこうつぶやくのです。
「ありがとう……やっぱり君は最高の相棒だよ」
涙なしでは読むことができないこの漫画は、瞬く間に話題になり5万件もの“いいね”を集めました。そして、リプライ(返信)には「軽い気持ちで見たら号泣してしまった」「ヤバイ泣いちゃう。犬飼いにクリーンヒット」「不意を突かれてボロボロと泣いてしまった」など感動の声が殺到。
さらに、「私も1年以上前に亡くした愛犬に未だに写真に向かって毎日話しかけてます」「素敵な話を読んで、見守ってくれてると少し前向きになれそうです。ありがとうございます」など、感謝の声も寄せられました。