やわらかい体を生かして、テレビの裏やクローゼットの中など狭いスペースに隠れるのが得意なねこたち。「どうしてこんなところに？」と思う場所で愛猫が見つかり、驚いた経験のある飼い主さんも多いでしょう。狭いスペースに入る理由はさまざまですが、時には不満を表明する“立てこもり”の場合もあるようです。今回、ご紹介するねこちゃんもそうした“立てこもり”を決行。その少し意外な場所と姿のかわいさが、ツイッター上で話題になっています。当時の様子などについて、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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ご機嫌斜め！　拗ねた直哉くんが立てこもった場所は…

　お風呂椅子の下にいる1匹のねこ。まるでヘルメットをかぶっているような姿は見る側の笑いを誘いますが、カメラに向けられたおかおはとてもキリッとしています。そのギャップで何とも不思議な魅力を発しているのは、ノルウェージャンフォレストキャットの「直哉」くん。4歳の男の子です。

　飼い主さんによると、直哉くんの性格は“かまってちゃん”。この写真が撮影される前、飼い主さんは在宅勤務中のため直哉くんにかまってあげられなかったそうです。そこで静かになったことから心配になり探したところ、お風呂場で発見しました。

「在宅勤務中のため放置していたのですが、20～30分ほど静かになったので『あれ、どこに行ったかな』と思って探したところ、お風呂に立てこもっているのを見つけました。こうして隠れることはまれにあります。怒った時や拗ねている時、お風呂に入りたくない時です。

　この日は、私が家を空けて日曜日の夜に帰宅した時点でご機嫌斜めでした。それに加えて、朝に新聞紙の上で粗相をして怒られたため立てこもっていた感じです。拗ねてるなあ……と思いましたが、何だかかわいかったので写真を撮りました」

　飼い主さんはこの写真に「飼いねこが行方不明で探してたらこんなとこに……」というメッセージを添えて、ツイッター上で公開。すると、瞬く間に話題になり9万件もの“いいね”を集めました。

　リプライ（返信）には「待って、かわいすぎて声出た」「あざといね」「『いやぁ、よく来たね』みたいな顔」「『バレたか（笑）』みたいな顔してる。かわいい」「何か自慢げなのがよきですね」など、かわいらしさに萌えた人たちからの声が殺到。また「斜め上を行く場所（笑）」「防災訓練ですかね」など、場所に注目する声も多くありました。

　ちなみにこの時、上から見るとシッポが完全に見えている状態。まさに「頭隠して尻隠さず」の姿にも、多くの反響が寄せられました。また、この“立てこもり”は10～20分ほどで終了。名前を呼んでも出てこないので、そのまま放置したところ自分から出てきたそうです。