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食べ合わせの通説 トマトとキュウリはNGって本当? 真相を専門家に聞いた
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教えてくれた人:和漢 歩実
トマトとキュウリ おいしい食べ方
みずみずしいトマトとキュウリは、ともに体を冷やす作用があります。蒸し暑さが続く時期、夏バテの予防に役立つでしょう。ただし、冷えすぎてしまうので食べすぎには注意しましょう。
○酢と油
サラダとして食べる場合、ドレッシングには酢と油が入っているものが良いでしょう。油が脂溶性であるリコピンとβカロテンの吸収率をアップします。酢は、血圧上昇を抑える酢酸を含みます。余分な塩分を排出させる効果に期待できるカリウムを含むトマトとキュウリを組み合わせることでダブルの効果が期待できます。
○塩昆布・カツオ節
暑さで調理に火を使いたくない時も、切って和えるだけの手軽さで和の味わいを楽しめます。昆布とトマトのうま味成分は同じグルタミン酸です。またカツオ節に含まれるイノシン酸とトマトのグルタミン酸の相性は相乗効果がありうま味が最強。キュウリのみずみずしさも引き立ちます。
○卵と加熱
適度な大きさにカットしてオムレツの具にすると彩り良い一品に。卵は食物繊維とビタミンCを除くすべての栄養素を含んでいます。食物繊維とビタミンCを含むトマトとキュウリを組み合わせることにより栄養価がアップ。キュウリの緑で彩りも良く食欲も湧きます。
(Hint-Pot編集部)
和漢 歩実(わかん・ゆみ)
栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾