長毛種のねこちゃんは定期的なブラッシングが欠かせません。毛もやわらかいため、そのまま放っておくと大変なことになりますが、中にはブラッシングが苦手なねこちゃんも。そこで今回ご紹介するのは、ブラッシングが大好きすぎる“優等生”です。4本の足をピーンと伸ばして「どうぞ！」と言わんばかりの姿が、ツイッター上で話題になっています。その時の様子などについて、飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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ブラッシングが気持ち良すぎて熟睡

“へそ天”で4本の足をパカッと開き、気持ち良さそうにブラッシングされている1匹のねこ。サイベリアンの「ヤマネコ」くん、2歳の男の子です。微動だにしない様子はまるでぬいぐるみのようですが、実はぐっすり眠っています。

　飼い主さんは日々、ヤマネコくんに気持ち良くなってもらうことを考えながらブラッシングをしています。そんな愛情はヤマネコくんにしっかり伝わり、この日のコースは「ブラッシング開始（うっとり）→座り込む→横になる→お腹を見せる→そのまま爆睡」でした。

「ブラッシングをしながらヤマネコの反応を見て、してほしいところや触ってほしくないところを何となく見極めています。仰向けになるまでのスピードや完全に寝落ちするまでのスピードが早ければ早いほど、今回は満足してくれたんだなとうれしくなりますね」

　そこで飼い主さんは、ヤマネコくんの様子を収めた動画に「ブラッシングに協力的すぎて助かる」とのメッセージを添えてツイッター上で公開。6.7万件もの“いいね”を集めました。

　リプライ（返信）には「協力的すぎて偉いです」「ヤマネコちゃん　お腹のブラッシングが気持ち良すぎて爆睡してらっしゃる」「母に見せたら『ねこの干物だ！』と」「にゃんこの開きの完成!?」「バッチコイ体勢」「無限に見てられる」など、さまざまな反応が寄せられています。また、同じ長毛種の飼い主さんたちからは「うらやましい」との声も殺到していました。

寝ている隙にちょっとずつ…ブラッシングに協力してくれるまでの道

　ヤマネコくんは動画の撮影後もそのまま眠り続け、遠くの物音でようやく起きたそう。ブラッシングがどれだけ気持ち良いのか伝わる状況ですが、実は最初から協力的だったわけではないそうです。

「最初はブラッシングが苦手な方だったのですが、寝ている隙にちょっとずつブラシをかける習慣をつけてもらったんです。すると、どこかのタイミングで気持ち良さを覚えたのか、徐々に全身をゆだねて協力的になってくれました」

　ねこちゃんは起きている時にはっきりとブラシを見ると、怯えてしまうのかもしれませんね。「これは気持ち良くなるものです」とうまく覚えてもらうと良さそうです。

「ブラッシングの頻度は少しムラがありますが、週に2日から多い時で毎日、15～30分ほど。サボるとすぐ毛玉になり、長毛種のため体調悪化につながることもあります。そのため、できるだけ頻度を高めにしていますが、気持ち的に無理をしない程度を心がけています」

　ヤマネコくんのふわふわな毛並みが楽しめる普段の様子は、ツイッターの他に、インスタグラム（ymnc_rf）、TikTok（ymnc_rf）、Youtubeチャンネル「ヤマネコハウス」でも見ることができますよ。また、表情豊かなヤマネコくんの「LINEスタンプ」も販売中だそうです。

○取材協力：ヤマネコ（@ymnc_rf）さん

（Hint-Pot編集部）