どうぶつ
愛犬が言うことを聞かないダメ習慣は? 訓練士が教える効果的なしつけ方
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教えてくれた人:稲垣 芳人
しっかりとしつけをしているつもりなのに、愛犬が言うことを聞かない。それは犬との主従関係が崩れているのが原因かもしれません。そこで、生活習慣を家族全体で見直した方が良いと語るのは、日本シェパード犬登録協会公認二級訓練士の資格を持ち、都内を中心に犬の出張訓練を行うドッグスクール「Hundeschule Inagaki(フンデシューレ・イナガキ)」の代表でもある稲垣芳人さん。詳しいお話を伺いました。
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叱っているようで叱っていない状態になっている可能性が
愛犬がかわいくて、ついつい甘やかしてしまうことってありますよね。稲垣さんによると、「自分で厳しいと言っている人は、あまり厳しくできていない場合が多いです」とのこと。やはりかわいさから甘いところが出てしまうことがほとんどのようです。
「叱った時、犬がどんな反応をしているかよく見てみてください。叱ってすぐ飼い主さんに甘えてきたり、遊ぼうとしてきたりする場合は、きちんと伝わっていません。人間側はつい分かってくれているだろうと思ってしまいがち。犬がしょんぼりしているくらいでなければ、叱っているようで叱っていない状態になっています」
とはいえ、もちろん体罰を与えるなど、怖がらせる行動を取るのはNG。また、犬をしつけるのに大声を張り上げる必要はありません。声のトーンは低めに、落ち着いた口調で伝えましょう。