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叶姉妹も愛するレモン水 健康効果は? 手軽に作る方法も
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叶姉妹やミランダ・カーなど、世界のセレブや美容家が愛飲しているというレモン水。一日の始まりに飲むと良いとされ、まるで“魔法の万能薬”のように愛されています。しかし、実際にレモン水を飲むとどのような効果があるのでしょうか? 米国の有名栄養士の見解とは。
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「ダイエットの特効薬ではない」けれどメリットはたくさん
米国の著名な栄養士で健康的な料理の専門家であるケリー・グラスマン氏は、米NBC朝の情報番組「トゥデイ」の公式ウェブサイトにレモン水の効能について寄稿しています。グラスマン氏はそのコラムの中で、「レモン水は確かに健康に良いのですが、それはあなたが期待するものとは異なるかもしれません」と綴りました。
健康に良い一番の理由として、そもそも水を飲む習慣は大切なので、レモン水はたくさんの水を飲みやすくしてくれる効果があることを挙げています。人間の体は約60%が水分でできています。そのため、十分な量の水分を補給することは、エネルギーの維持や肌の調子を整えること、体重管理などにも役立つそうです。
同氏はレモンの栄養メリットについても解説。レモンは抗酸化作用が強く、皮には動脈硬化を予防するなどの効果が期待されています。また、ビタミンCを多く含む果物や野菜を食べると、心臓病や脳卒中のリスクが下がるという研究結果も。高濃度のビタミンCは、鉄分の吸収を助ける働きもあり、特に肉類を食べない人は、貧血を防ぐためにも十分なビタミンCの摂取が大切です。ビタミンCが豊富なレモンはうってつけといえるでしょう。
さらに、レモンのダイエット効果についても言及しています。レモンに含まれるポリフェノールとペクチンを摂取すると、脂肪の代謝が促進されて、体重の増加や体脂肪の蓄積が抑制されることなどが分かっているそうです。同氏は「決してダイエットの特効薬ではありませんが、水をたくさん飲むことは健康的な習慣と言えるでしょう」としています。
レモン汁は製氷皿で氷に! 余りそうな時にぴったり
このように、レモン水を習慣として取り入れるのは、健康上さまざまなメリットがあるといえそうです。とはいえ、毎回フレッシュなレモンを絞るのはなかなか難しいですよね。
そこで夏にぴったりのレモン水の作り方として、ポッカサッポロフード&ビバレッジ(@pokkasapporo)の公式ツイッターが投稿していた、超手軽な方法をご紹介します。
それは、余りそうなレモン果汁を製氷皿に入れて冷凍保存をしておく方法です。このレモン氷を水に浮かべれば簡単に冷たいレモン水が完成します。
ちなみに、グラスマン氏はレモンやレモン水の過剰な摂取に注意も促しています。レモン水は飲みすぎると、歯のエナメル質を溶かしたり、酸が逆流し逆流性食道炎などを発症したりする可能性があります。何事も摂りすぎは厳禁。適切な量を心がけましょう。
(Hint-Pot編集部)