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「バナナのカロリーが高い」は誤解 猛暑の今こそ食べるべき理由とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

暑い夏に向く バナナの栄養パワーや食べ方

手軽な栄養補給に(写真はイメージ)【写真:写真AC】
手軽な栄養補給に(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 バナナは高カロリーというイメージがありますが、実はエネルギーは低めです。日本食品標準成分表2020年版(八訂)によると、バナナ(可食部100グラムあたり)のエネルギー量は93キロカロリー。皮付き1本は100~150グラム、廃棄率40%ですから、1本を150グラムとして換算すると約84キロカロリーです。

 代表する栄養素はカリウムで、一般的な果物の中で最も多く含まれています。カリウムには体内の余分な塩分を排出する働きがあるため、むくみや高血圧が気になる人には良い効果が期待できるでしょう。また食物繊維も豊富。特に不溶性食物繊維が含まれているので、便通が気になる人にも向きます。

 今年の夏は暑さが厳しく、夏バテで食が細くなりがちです。食欲不振で栄養が摂れていないと、熱中症リスクも高まります。手軽な栄養補給として暑い夏こそおすすめなのが、豆乳または牛乳にヨーグルトを加えて作るバナナラッシーです。

 汗と一緒に失われる代表的な栄養素はナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルです。また、食欲がなく通常の食事ができていない場合はタンパク質も不足していることが考えられます。

 そこで、炭水化物をはじめビタミンやミネラルをバランス良く含むバナナにタンパク質が豊富な豆乳を、あるいはタンパク質に加えてカルシウムを多く含む牛乳を合わせ、さらにヨーグルトを加えてミキサーにかけます。ミキサーがない場合はカットしたバナナをヨーグルトにトッピングして食べても良いでしょう。

 皮をむき、輪切りにして冷凍保存しておいたバナナを使うとさらにおいしいです。バナナがまだ凍っている状態の方が、シャリシャリとしてのど越し良くいただけます。

 子どもから高齢者まで幅広い年齢層に人気のあるバナナ。まだまだ厳しい暑さが続く今年の夏に、上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾