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何のためのシートベルト? 着用を“ごまかす”行為に警告「運転しない方が良い」
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一般道における運転席と助手席でのシートベルト着用が罰則付きで義務付けられたのは1992年11月。さらに2008年6月には道路交通法第71条の3が改正され、後部座席を含むすべての席での着用が義務化されました。「車に乗ったらシートベルトを締める」は現在の“当たり前”になりましたが、危険な状態で車を運転している人はまだいるようです。烏山自動車学校(栃木県那須烏山市)が公式ツイッター(@KarasuyamaDS)で注意喚起を行ったところ、共感の声が集まっています。
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烏山自動車学校が「運転しない方が良いと思った」と警告した行為とは?
運転席に座ったら、まずシートベルトを締める。さらに、同乗者には着用を促す。ドライバーにとっては常識の行動です。近年は、シートベルトを締めないで走り始めると警告音が鳴る車がほとんどで、そのまま運転を続ける人はまずいないのではないでしょうか。
ただ、実際にはシートベルト着用を“ごまかす”ような行為をしているドライバーもいるようです。
烏山自動車学校の公式ツイッターは、運転席で背中の後ろにシートベルトを通し、バックル(差し込み口)に差し込んでハンドルを握る男性の写真を公開。撮影用にセッティングしたものですが、「こんなシートベルトの状態で運転している人を見て、運転しない方が良いと思った」とコメントを添えています。
この状態であれば、シートベルト非着用の警告音が鳴らない可能性もありますが、“着用”しているとは言えません。いざという時にも、シートベルトの役割をまったく果たさないでしょう。リプライ(返信)欄には「そこまでシートベルトしたくないんですかね」「たくさんいますよ!」「昔はよく見かけましたね」「これ見ますよね」などと共感の声が続々と集まりました。
シートベルトは、車に乗っている人の安全を守るために重要な装置。事故などの際に、着用の有無が生死を分ける可能性もあります。リプライには「何のためのシートベルトか分かってないって怖い」「急停車した時にガラスを突き破ってダイブしたい人でしょうか……?」といった声も寄せられていました。
烏山自動車学校はそうした声に対して「捕まらなければ良いという考えが一番危険だと思っています」と返信しています。シートベルト着用に煩わしさを感じて、この投稿のような行為をしている人はいるかもしれません。しかし、何よりも運転者や同乗者の命を守るため、シートベルトは正しく着用して安全運転を心がけたいものです。
(Hint-Pot編集部)