夏季休暇のシーズンに入りました。普段はあまり車を運転しない人も、帰省などでハンドルを握る機会が増えるかもしれません。そんな時、事故に注意するのはもちろん、基本的な交通ルールもしっかり思い出しておきたいところ。危険な運転について注意喚起を行っている烏山自動車学校（栃木県那須烏山市）の公式ツイッター（@KarasuyamaDS）は先日、「最高にダメな右折」として1本の動画を公開しました。先に注目された「最高にダメな左折」とはまた違った“ツッコミどころ満載”の内容に、大きな反響が寄せられています。

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ツッコミが追い付かない「最高にダメな右折」

　安全運転の知識などについての投稿で話題を呼んでいる烏山自動車学校の公式ツイッター。7月24日に公開された「最高にダメな左折」の動画も大きく注目されました。そこで同月26日には“続編”となる「最高にダメな右折」も公開。“反面教師”とするべき内容に、またしても大きな反響が寄せられています。

　動画の舞台は片側一車線の交差点。赤信号のため直進車は停車線位置で停車しています。しかし、その右脇に現れた右折車は、スピードを落とすことなく直進車の脇をすり抜けると、横断歩道を超えて右折してしまいました。この時ちょうど青信号に変わるタイミングです。しかもウインカーは出さずに、運転手は右腕を窓の外にだらんと出して片腕運転をしています。

　信号無視、合図不履行（走行中に他の車両や歩行者に合図するべき場面で合図を行わないこと）、減速なし、片手運転……まさにダメな点がいっぱい詰まっています。

　この動画が公開されると、瞬く間に大きな話題に。2.9万件もの“いいね”を集め、再生回数も221万回を突破しています。また、リプライ（返信）には「ツッコミが追い付かない」「これはドン引きしますねぇ……」「こいつにはもう交差点を通行してほしくないです」「安全運転義務違反って言葉がぴったりな右折」など、さまざまな反応が寄せられました。

　ここで確認しておきたいのは、右折の基本的なルール。右折の時は、交差点の30メートルほど手前から車線中央に寄り、ウインカーをつけたまま進みます。交差点に近づくと手前で停車できる程度に減速し、対向車の流れや横断歩道、右折した先、さらに後ろから近づくバイクがなどについて安全確認もしなければなりません。

　こうした安全確認を入念に行った上で、対向車や歩行者がいなくても徐行で右折が基本です。交通事故だけでなく、交通違反を避けるためにも今一度、この基本をしっかりと思い出しておきたいですね。

（Hint-Pot編集部）