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長距離運転が増えるお盆 「おしりをシートにねじ込む」と疲労しにくい効果も 自動車学校の教えに反響

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

長時間の運転に不向きな姿勢の例【写真提供:烏山自動車学校(@KarasuyamaDS)】
長時間の運転に不向きな姿勢の例【写真提供:烏山自動車学校(@KarasuyamaDS)】

 行動制限がない3年ぶりの夏。お盆をふるさとなどで過ごそうと、高速道路や各地の交通機関では帰省ラッシュが始まっています。車で出かける際、慣れない長距離運転で気を付けたいのは姿勢です。誤った姿勢で運転を続けていると腰痛の原因になったり、疲労のため集中力が欠けたりして、交通事故の原因になることも。そこで烏山自動車学校(栃木県那須烏山市)は、公式ツイッター(@KarasuyamaDS)で正しい姿勢のレクチャー動画を公開。2万回以上再生される反響を呼んでいます。

 ◇ ◇ ◇

おしりをしっかりとシートにねじ込むことが大切

 安全運転を目的に危険運転の実演映像などをツイッターで公開し、度々注目を集めている烏山自動車学校の公式ツイッター。今回紹介したのは「運転姿勢の超大事なポイント」をレクチャーする動画です。

 そのポイントとは「おしりをしっかりとシートにねじ込むこと」。映像では運転を始める前のドライバーがまずシートを前にスライドさせ、おしりを大きく左右に動かしてシートにねじ込みます。そして足の位置などを確認すると、その状態からまたシートを少しだけ前に移動させて、今度は整えるようにおしりを小さく左右に。運転する際のポジションを取りながら、しっかりと位置を確認しています。

 こうしておしりをシートに密着させるように深く腰かけることで、おしりとシートの間に隙間がなくなり、ブレーキを踏んだ際の力が伝わりやすくなります。急ブレーキが必要になった際にも、しっかりと踏み込むことができるでしょう。

 また、浅く腰をかけた前のめりの状態では、スムーズなハンドル操作が難しくなります。逆にふんぞり返って座ると腰が前に反っている状態になり、ブレーキを踏みこみにくいだけでなく、周囲の安全確認も実施しづらくなるので注意が必要です。どちらの姿勢も腰に負担がかかるので、深く座った方が、安全運転に向いているだけでなく腰痛予防にもなります。

 もちろんおしりとシートの密着度だけでなく、シートの高さや背もたれの角度、ハンドル位置、ヘッドレストの高さなども大切な要素。合わせてしっかりと調整を行いましょう。

正しい運転姿勢は安全運転の基本

運転姿勢の超大事なポイントをレクチャー(画像はスクリーンショット)
運転姿勢の超大事なポイントをレクチャー(画像はスクリーンショット)

 動画は11日時点で2.3万回も再生されており、投稿のリプライ(返信)には、「これ超重要なのに理解されないんですよね。腰、おしりで車の加重をダイレクトに知れる」「普段MTに乗りますが、これやらないと体が安定せずにうまく両足動かせないと感じます」「骨盤が立つように座り、腕も伸びきらないようにするとと疲労軽減になります」など、調整の必要性に理解を示す声がたくさん寄せられています。

 また、「こんな近くて良かったんだ」と、思っていた以上にシートをハンドルに近づけていることに驚きの声も。担当者さんは「体型には個人差があるので無理のない姿勢が大事」とする一方で、「免許を持っている人の姿勢を見ると、遠い人が意外に多い印象があります」とコメントしています。

「正しい運転姿勢は安全運転の基本ですね」と呼びかける同校。楽しい夏休みを過ごすためにも、交通ルールをきちんと守り、無事故で過ごしたいですね。

(Hint-Pot編集部)