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バスでベビーカーに罵声事件 もし周囲がこう動けば…を描く漫画に大反響「とても良い」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

漫画のワンシーン【画像提供:志水恵美(@shimizoon)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:志水恵美(@shimizoon)さん】

 ベビーカーに子どもを乗せてバスを利用していた親子が、罵声を浴びせられてベビーカーを蹴られるという事件。先月末の発生からツイッターを中心に大きな波紋を呼び、テレビでも紹介されました。こうしたトラブルにもし居合わせたら、あなたはどんな行動をとりますか? そのヒントになる漫画が、1.5万件もの“いいね”を集めて話題になっています。作者の志水恵美(@shimizoon)さんに詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

ベビーカーで移動する親子に男性が暴言と暴力を振るった事件が基に

 プロのイラストレーターとして活躍する志水恵美さんは、漫画家を目指して育児エッセイなどの漫画をSNSに投稿中。7歳の長女・おやゆび姫ちゃんと4歳の次女・姫丸ちゃん姉妹と送るほのぼのとした日常を描いた作品は、度々注目を集めています。

 このほど話題になったのは、こんな社会だったらいいのになぁという願望を描いた作品でした。ベースになっているのは、7月28日にある女性がツイッター上で報告した事件です。

 女性の投稿によると、その日はバス内の専用座席に付属するベルトでベビーカーをしっかりと固定し、マナーを守って乗車していました。ところが、見ず知らずの男性から突然言いがかりをつけられたそう。「邪魔なんだよ!」などと怒鳴られ、ベビーカーを蹴られてしまったのです。

 こうした件について国土交通省は、「公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する協議会とりまとめ」の中で、子どもの安全面を守るために「公共交通機関においてベビーカーを折りたたまずに使用できるよう取り扱うことを基本とした」と方針を定めています。ただし、持ち込みサイズを超えたベビーカーや、公共交通機関が走行環境の厳しい区間を走行する場合などの条件は除外です。

さまざまな市民が連携し事件を解決できていたら…

 志水さんがこの事件を題材に漫画を描いたのは、複数のメディアが報じた内容に違和感を覚えたからだったそうです。

「事件を知った時、悲しいけど『よくあること』がまた起きたのかと感じました。しかしニュースを見ると、ベビーカーをたたまないことについて賛否両論になっているかのような報じ方もありました。そこで『いやいや、議論の余地はないでしょ。おかしいでしょ』という気持ちで描くことにしたんです」

 こうして描かれた漫画には、親子を守るたくさんの市民が描かれています。ベビーカーを蹴った男性を撮影して記録する男性、テニスラケットをかまえてさっとベビーカーの前に立つ女学生、すぐさま110番通報する志水さん、男性を止める外国人柔道家などです。

 そして、バスの運転手は蹴った男性に対して、ルールを守れない人は「降りてください」と毅然とした態度で対応。乗客たちの華麗な連携プレーによって、男性は次のバス停で降ろされることになります。そしてそこには、すでに警察官が待ちかまえているのでした。

 漫画は反響を呼び、1.5万件もの“いいね”が。またリプライ(返信)には、「指がちぎれるほどいいねしたい」「ラケットの女の子見て、おじさん目から汗が出ちゃったよ」「それぞれの人がそれぞれの役割を果たしていて、とても良い漫画です!」など称賛の声が殺到しています。

 さらに「これ、車いすの人に対してやったら大事になるのに、ベビーカーだと黙殺されるの何で?」など、現実で漫画のような展開にならないことを疑問に思う声もありました。

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