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迷子犬から“有能すぎる警察犬”へ 約5億円相当の麻薬押収に貢献 引退にねぎらいの声続々

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

迷子犬が立派な警察犬に!(写真はイメージ)【写真:写真AC】
迷子犬が立派な警察犬に!(写真はイメージ)【写真:写真AC】

「華麗なる転身」という言葉は、人間だけではなく犬にも当てはまることがあるようです。2012年に米マサチューセッツ州の森林で見つかった迷子犬が、トレーニングを経て麻薬探知犬としてデビュー。約9年間の任務中に、約5億円相当もの麻薬押収に貢献しました。そしてこのほど、麻薬探知犬を引退したことに伴い、長年バディを組んでいた警察官が家族として迎えた“家族愛”も話題になっています。

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森林で迷っていた子犬を郡保安官事務所が保護 麻薬探知犬に

 マサチューセッツ州のフラミンガム警察署は現地時間10日、長年貢献した警察犬の「カム」くんに公式SNSで賛辞を贈りました。

 どこかのんびりとした表情を浮かべる白いミックス犬のカムくん。同署の麻薬探知犬として9年間も活躍し、ついに引退の時を迎えました。バディを組んでいた麻薬課のジェフリー・デローザ巡査は地元日刊紙「メトロウエスト・デイリー・ニュース」対し、「彼は私たちのためにたくさんの良い仕事ぶりを見せてくれました。本当に良い子です。最高のパートナーでした」と語っています。

 同紙によると、名バディの出会いは2012年、デローザさんが麻薬探知犬の導入を許可された時のことでした。候補になる犬を探し始めた折、プリマス郡保安官事務所からある犬のことを聞いたそうです。

「ちょうどその頃、プリマス州立公園の森林をさまよっていた犬が発見されました。それがカムだったんです」とデローザさん。郡保安官事務所は里親を探していましたが、デローザさんと麻薬探知犬の調教師は資質があるかどうかを確認するため、まだ幼くて名前もなかった候補犬に会いに行ったのです。

 そして13週間のトレーニングを経て、2013年にはバディを組むことに。さらに数年後、行方不明者の捜索犬としてのトレーニングにもパスしました。

警察犬として華麗なキャリア 引退後はバディの家族に

 カムくんのキャリアは華麗そのものです。フラミンガム地域のドラッグ発見のみならず、連邦麻薬取締局や複数の警察署で編成されたメトロウエスト地区の麻薬タスクフォースでも活躍。麻薬探知に成功し続け、「恐らく350万から400万ドル(約5億円)相当分のドラッグ押収に寄与してきたのでは」とデローザさんは相棒の貢献に胸を張ります。

「本当に楽しいことばかりで、警察犬と一緒に働くということを学びました」と寂しさをこらえられないデローザさんですが、年齢面で勇退の決まったカムくんの後任はすでに決定。カムくんは引退後、デローザ家で他の3匹の犬と家族として暮らすそうです。

 長年の活躍が称えられたカムくんに、多くの人が反応。フェイスブックの投稿には「素晴らしいよ、カムくん! デローザ家と素敵な引退生活を過ごせるといいですね」「最高の犬のようだ」「引退おめでとうカムくん。よくやったね」とねぎらう声が寄せられていました。

(Hint-Pot編集部)