どうぶつ
飼い主が起きるまで吠え続けた犬 未明の火事から救った行動に称賛の声 「ヒーロー」
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犬は忠誠心が高いことで知られ、古くから一部の犬種は番犬や猟犬などとして能力を発揮していました。もちろん現代でも、家族の危機を救う活躍が報じられることが度々あります。米国では先日、自宅で就寝中に火災発生という大ピンチから家族を救った犬が「ヒーロー」として称賛を集めました。一体どうやって家族を助けたのでしょうか?
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異変に気づき吠え続けたベアくん 全員が無事に脱出
現地時間15日未明、米メリーランド州フレデリック郡のある民家で火災が発生。同郡の消防隊と救急隊が火災現場に到着した時点で、民家は炎に包まれていたそうです。
米テレビ局ABC7 WJLAのニュースによると、消防隊員約60人の奮闘により、約1時間後には消火に無事成功。そして家族の命を救ったのは、民家で暮らす夫妻が飼っているケルンテリアの「ベア」くんだったことが分かりました。消防隊のラスティ・ハーン隊長によると、ベアくんは夫妻が起きるまで吠え続けていたそうです。
またフレデリック郡消防救急隊のスポークスパーソンが米テレビ局NBCの番組「トゥデイ」にメールで回答した内容によると、ベアくんが吠え始めたのは午前3時45分頃でした。
「ベアくんが吠える声で妻が目を覚まし、家の裏が明るくなっていることに気づきました。そこで彼女がカーテンを開けると、家の裏のデッキが燃えていて、屋根にも急速に燃え広がっていることが分かったのです」
そこで眠っている夫を起こし、緊急電話番号の911にダイヤル。火災警報器が鳴り始めたのは、夫妻が家から出る際でした。そのためスポークスパーソンは「火の回りが早かったため、火災を知らせたベアくんがいなければ結果は大きく異なっていたかもしれません」と述べています。結果、自宅は全焼状態でしたが負傷者はいませんでした。
米誌「ピープル」も「メリーランドのヒーロー犬」と称賛。「火災の原因は確認されていませんが、ベアくんのおかげで誰も怪我をせずに済みました」とその活躍ぶりを報告しています。
(Hint-Pot編集部)