記録的な猛暑が続く今年の夏。特に気をつけたいのが熱中症ですが、もし街中で具合が悪そうな人を見つけた時にはどのように対処するのが正しいのでしょうか。そんな悩みにヒントを与えてくれる、実際の体験談を綴ったエッセイ漫画をご紹介します。作者は人間まお（@ageomao）さん。元看護師ですが、119番通報をするのは初めてのことで戸惑いも大きかったそう。3.4万件の“いいね”を集め話題になった漫画について、詳しいお話を伺いました。

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街中で様子がおかしいおじいさんを発見　一度は帰宅するも…

　ブログ「人間まおと愉快な仲間たち」や人気記事をアニメ化した動画を配信するYouTubeチャンネル「人間まお」が大人気。また、ツイッターやインスタグラム（ningenmao）でも、フォロワーさんから募集した体験談や愉快な日常を描いたエッセイ漫画を発信していますよ。

　先日の昼下がり、人間まおさんはスーパーマーケットからの帰り道で、具合が悪そうなおじいさんを見かけます。人間まおさんは声をかけるべきか悩みながらも、人通りも多かったので「大丈夫かな」と自分に言い聞かせ、そのままいったん帰宅することに。

　しかし、家に着いてもおじいさんのことが頭から離れません。そこで冷蔵庫から冷たい水を取り出すと、急いでおじいさんの元へと戻ることにしました。

　すれ違った場所に行くと、おじいさんは頭を垂れて完全に座り込み、動けなくなっている様子。声をかけてみると「大丈夫です」と返事はあったものの、明らかに大丈夫そうには見えません。おじいさんが近くで一人暮らしをしていることを知った人間まおさんは、すぐに119番通報することにしました。

　その後、救助者側すらも熱中症になってしまいそうなほどカンカン照りの中、呼び出した自身の母や通りがかりの人たちの助けもあり、何とかおじいさんを病院まで運んでもらうことができたそうです。

「人生で初めて救急車を呼んだ話」と名付けられた漫画は大きな話題になり、3.4万件もの“いいね”が集まりました。また、リプライ（返信）には、「あのままおうちに1人で帰してたらと思うとぞっとしますね。ファインプレーですー」「まおさんはじめ皆様の対応を学びたいと思います」「何か目頭が熱くなりました」など、称賛の声が寄せられています。