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子ども用に高級菓子を用意…タワマン管理組合の“依頼”が無茶すぎる! 住人女性の嘆き

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

教えてくれた人:姉帯 裕樹

タワマン管理組合の“依頼”を拒否した女性は…(写真はイメージ)【写真:写真AC】
タワマン管理組合の“依頼”を拒否した女性は…(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 分譲マンションには、住人(区分所有者)で構成される「管理組合」が存在します。管理運営や大規模修繕、住人同士の問題など、さまざまなことがスムーズにいくよう協議を行うのが、管理組合員の中から選ばれる理事の役割です。もちろん管理組合はタワーマンションにも。今回は自身が居住するタワマンの管理組合に「もの申す!」とやや息巻く、住人女性のお悩みをお届けします。今回もアドバイスは東京・中目黒で「コレカライフ不動産」を営む姉帯裕樹さんです。

 ◇ ◇ ◇

住人主体イベントを度々開催 求められる“善意の寄付”

 山本晃子さん(仮名・42歳)は昨秋、中古で購入した近畿圏某所のタワーマンションに住み始めました。

 晃子さんは独身。実家近くのアパートに住んでいましたが、両親が相次いで他界したことから、かねてより憧れていた“タワマン暮らし”を始めることに。駅から徒歩7分弱、すぐ近くに大規模なショッピング施設があり、住環境としては最高とも思える立地でしたが、引っ越したことをすでに後悔しています。

「すごく説明が難しいのですが……マンション住人の団結力がすごくて。やたらと住人主体のイベントが開かれるんです」

 引っ越しをした矢先、晃子さんの家に届いたのは「ハロウィンイベント開催」のお知らせ。そこには驚きの指示が書かれていました。

「マンションに入居している人のうち、子どもがいる世帯に配るお菓子を数十個単位で用意するか、善意の寄付としてお金を出してほしいって書かれていたんです。ちなみにお菓子は『これくらいのレベルで』と指定されていたのですが、某高級ショコラティエのものでした」

次期理事を依頼され同僚に相談すると…

 なぜこんなことをする必要があるのかと疑問に思った晃子さんは、すぐに管理組合の理事会で理事長をしている人に電話をしました。すると、驚くほど高飛車な答えが。

「これは理事会の総意で決まっていること。ただし、お菓子の用意もお金も義務ではないですよ。けれどね、これから長く住みたいのであれば、我々の言うことを聞いた方が良いんじゃないですか?」

 その時は、「そうですか。でも興味がないのでお断りさせていただきます」と言ってスルーした晃子さん。しかしその後も、やれ住民懇親会だの、クリスマス会だの、忘年会だのと、やたらイベントが行われ、その度に届くのはカンパを求める通知でした。

 すべてを断り続けてきた晃子さんですが、最近になって、理事をしている住人から白い目で見られているような気がしているそうです。

「他のマンションでも、こんなにお金を要求されるものなのだろうか? タワマンだから特別なのだろうか?」

 そんな疑問とともに腹立たしさを覚えていた晃子さんのもとに、ひと月ほど前「次期の理事をお願いします」との旨が書かれた封書が届きました。「こんな面倒くさい組織に入る気はない。だから、断固断ろう!」。そう晃子さんは考えましたが、会社の同僚に愚痴を言ったところ驚きの言葉が。

「え? なんでやらないの? もったいないよ。嫌なことがあるなら、自分で変えればいいだけ。居心地を良くしたいなら、理事をやることを権利だと思った方がいいよ!」